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次は、阿里山森林鉄路車庫園区の現役車両です。まだ実際に動いているところは見たことがないが、3気筒のシェイ型蒸気機関車25号機は、軽油炊きで動態保存とのこと。もう1両の26号機は見かけなかった。この日訪れた嘉義公園に静態保存されているはずの21号機がいなかったと思ったら、動態に復活のために整備中で、訪問から数か月後の2024年の始めに車庫園区に戻ってきたらしい。

▲ 動態保存の25号機
機関庫は、係員以外は立ち入り禁止の表示。

▲ 車庫には立ち入れない
外から覗くと、現役のディーゼル機関車が入庫中。いずれも日本製。

▲ 庫内のディーゼル機関車
その横の側線には、阿里山号の客車や、檜製の木造客車が留置中。

▲ 留置線の阿里山号と檜客車
リクライニングシートの客車の側面には、“嘉義ー十字路”のサボ。車端部のルーバーはエアコンの機械室。車体は1980年代以降の台湾製だが、台車は日本統治時代から使用されていると思われる、ナローゲージの軽便鉄道には珍しいイコライザー式。

▲ 十字路←→嘉義のサボ
一番右の線路が本線。留置線には阿里山号の客車が並ぶ。

▲ 留置線の現役車両
先ほど、踏切の向こうの北門駅の構内で見かけた阿里山号がこの日の営業運転を終え、先頭車の貫通扉に無線機を持った前方監視員が立ち、ディーゼル機関車の推進運転で入庫してきた。

▲ 阿里山号が帰ってきた
夕闇が迫るころ、留置線に押し込めば本日の運行は終了。

▲ 推進運転で留置線に押し込む
帰路は、車庫園区の正規の出入り口から街中へ。

▲ 車庫園区の正規の出入り口
嘉義の中心、東西の中山路と南北の文化路の交差点のロータリーにある噴水の中央に立つのは、2014年の台湾映画“KANO”、1931年の夏に甲子園球場で開催された全国中等学校優勝野球大会で準優勝した嘉農(嘉義農林学校 KANO 現在の国立嘉義大学)のエースの像。ライトアップされ、ごくゆっくりと回転している。

▲ KANOのエースの像
交差点近くにある嘉義名物鶏肉飯(鶏ではなく七面鳥の肉をご飯の上に乗せている)の有名店、前回入った噴水鶏肉飯に行ってみたが満席 。交差点から先の、露店の並ぶ賑やかな文化路へ。この人混みをかき分けてバイクやクルマが通る。

▲ 文化路の夜市
衣料品の店も出ている。買5送1は、5点買うと1点プレゼント。

▲ 衣料品もある
夜市を抜けた先にある、もう一つの有名店、阿岸米糕へ。

▲ 阿岸米糕
名物の米糕と油豆腐湯に滷蛋を注文。店内は空いているが、テイクアウトの客が引きも切らず。

▲ 阿岸米糕の店内
これだけでは夕食に足りないので、帰り道の夜市で物色したが、鴨頭(おそらくアヒルの首から上の頭部そのもの)や米血(もち米と豚の血を混ぜて蒸したものだけどこの店はアヒルの血かも)もイマイチなので、結局コンビニでビールとつまみを買ってホテルへ。

▲ 迫力のある夜市ののぼり旗
台湾5日目は、嘉義から阿里山森林鉄路とバスで阿里山を往復する計画。2023年の秋時点では、地震や度重なる台風等の被害により、阿里山森林鉄路の本線は嘉義と十字路の間で運行され、大規模な復旧工事中の十字路から神木間は運休していた。
この時点での列車の運行は、平日は嘉義ー十字路間に座席指定の阿里山号が1往復のみ、週末には阿里山号2往復に加えて嘉義から途中の奮起湖まで自由席(切符の発売数には制限あり)の中興号1往復も運行されていた。

▲ 朝の台鉄嘉義駅
切符は、2週間前(乗車日と同じ曜日で土日の分はその前の金曜)の朝6時(日本時間7時)に発売開始。ホームページから発売と同時にアクセスして土曜の阿里山1号を確保し、カードで決済。数時間で完売した模様。
台鉄嘉義駅舎の正面に阿里山森林鉄路の窓口があり、あらかじめ前日にここで切符を受け取っておいたが、当日朝も予約済みの切符を引き換える乗客が並んでいる。

▲ 阿里山森林鉄路の窓口
乗車時点での運行経路は、本線は嘉義から十字路までに加え、山上側の区間運転の神木−阿里山間の区間運転。それに、早朝の祝山線にご来光列車が阿里山−祝山間で運行するとともに、阿里山−沼平間の区間運転がある。

▲ 路線図と運賃表
これが前日に引き換えた阿里山1号の切符。

▲ 奮起湖までの切符
この切符は台鉄嘉義駅の自動改札に対応していないので、有人改札を通るようにとの案内がでている。
また、台鉄の70qまでの区間は、悠遊卡などのICカードを使うと、座席指定はできないものの区間車の運賃で莒光号や自強号に乗車できるが、中央と左の看板は新自強号や普悠瑪号には(太魯閣号にも)この制度が適用されないので乗車しないようにとの注意書き。

▲ 阿里山森林鉄路は自動改札に対応していない
阿里山森林鉄路の乗り場は、駅舎側にあるホーム先端の切り欠き部分。手前のベンチで乗客が待っている。

▲ 森林鉄路は切り欠きホームに発着
ホームの対面にはEMU800型の区間車が入線。

▲ ホームの向かい側は台鉄の西部幹線
発車していくEMU700型区間車。嘉義駅は高架工事が行われていて、列車の先には陸橋の上を超える高い高架線の一部が出来上がっている。

▲ 嘉義駅は高架工事中
この日は土曜日。8時半に先発の中興号が奮起湖に向けて発車していて、次の9時発の阿里山号1次がDL45の牽引で車庫園区から回送で嘉義駅に入線。台鉄の高架後も阿里山森林鉄道は地平のまま残るのか。

▲ 阿里山号1次が回送で入線
十字路(阿里山)側の先頭車の5号車は正面非貫通2枚窓で、最後部の機関車を制御する運転室を有する制御客車。その後ろに中間客車の4〜1号車の4両連ねた5両(機関車を含めると6両)編成。貫通路は手すりだけで幌はなく、車掌は走行中に渡って車両間を行き来しているが、乗客は通れない。

▲ 阿里山側の先頭車
ネットから切符の購入時には、号車や座席番号を選定できない。自動的に指定されたのは、中間の3号車。各車とも阿里山に向かって左が2人掛け、右が1人掛けのリクライニングシート。

▲ 車内は1∔2のリクライニングシート
指定された2人掛け側の最後部、間通路の前の25番席だけは、一人掛け。隣がいないのは良いが、通路の向こう側は冷房の機械室で、進行右側の展望が…。

▲ 最後部は1人掛け
中間客車の十字路(阿里山)側の左には乗務員スペース。1987年に初めて阿里山森林鉄路に乗ったときは、ここに前方監視員が座り、非常用の車掌弁を握り、無線機で機関車の乗務員と連絡を取り合っていた。今でも山上側で使われている旧型車はこの方式。通路を挟んで向かいにはトイレ。

▲ 中間車の阿里山側にある監視員席
機関車の後押しで、標高30mの嘉義駅を定刻に発車。この時点で既に車内は満席。

▲ 満席の車内