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潮州鉄道文化園区

1時間で潮州の街を一回りして、駅に戻ってきた。隣接するバスターミナルに、屏東客運の車いす昇降装置付のバスが到着。そういえば、日本にも低床化する前にはこんなバスがあったっけ。

▲ リフト付きバス

潮州駅と南へ2.5kmの潮州鉄道文化園区を結ぶ607系統のバスが入線。バスは市内で途中数か所の停留所に立ち寄り、遠回りしていくので所要時間は15分。こんなハイデッカーの大型バスに乗客は私1人だけ。途中のバス停での乗降もなし。

▲ 607系統のバス

2010年代に整備された車両基地の隣接地に、高雄市内にあった鉄道の修理工場が移転してきたのが2021年。その潮州機廠の敷地の一部に鉄道をテーマとする文化施設が整備され、2022年末にオープンしたのが潮州鉄道文化園区。入場券を買って中へ。

▲ 鉄道文化園区の入り口

客車と貨車が保存展示。手前の藍色に白帯の普快車色は、木造車を鋼体化改造した17m級の客車を、線路の工事等の現場で作業員等が宿泊するための工程宿営車に再改造したもの。

▲ 保存車両

オレンジとクリームの莒光号色の客車は荷物車(中国語で行李車)。1963年に観光号を冷房化した際に、台北機廠で木造車を鋼体化して電源車に改造。1970年に高速化のために台車を換装。新型の電源車の登場により、1978年に発電機を撤去して荷物車化、と手前の説明看板に中国語と英語で書いてある。

▲ 荷物車とその説明の看板

かつての日本の国鉄とほぼ同型の、各種2軸貨車やボギー貨車を展示。

▲ 各種貨車

1両だけ屋根の下に大切に保存されているのは、1921年製の木造オープンデッキの3等客車。

▲ 木造オープンデッキの客車

日本の国鉄の駅にもあったような、貨車移動機。

▲ 貨車移動機

ちょっと珍しい、3軸のタンク車。

▲ 3軸のタンク車

果たして展示物なのだろうか、鉄道とは関係のなさそうなこんなクルマも。

▲ これも展示物?

台車やスポーク車輪。

▲ 台車と車輪

屋内では、鉄道工場の展示をしている。

▲ 屋内展示館

台鉄を代表する車種の、チョロQのような大型模型。

▲ 台鉄の代表的な車種

こんな小火車で広い構内を一周できるが別料金。

▲ こんなミニ列車も

隣接する鉄道工場、潮州機廠の構内に留置されていた南アフリカ製EMU1200型電車と、日本製のDMU2800型ディーゼルカー。いずれも自強号で乗ったことがあるが、EMU3000型の導入で置き換えられたもの。これら4両は復興号の客車とともに、化粧直し後に潮州鉄道文化園区の展示車両に加わったらしい。

▲ 隣の潮州機廠の留置車両

潮州鉄道文化園区については、こちらで詳しく紹介しています


区間車で高雄へ

鉄道文化園区から潮州駅へ、帰りの607系統のバスも、乗客は1人だけ。高雄方面行きのホームに上がったら、区間車が入線していてすぐに発車。乗ったのはセミクロスシートの台湾製、EMU800型だった。

▲ EMU800型の車内

時刻表を見ると、すぐあとに区間車が続行しているので、屏東で一旦下車して乗り換えてみることに。

▲ 屏東で乗り換えた

次に来たのは古い韓国製のEMU500型。ビニールのロングシートでハズレだと思ったが、

▲ EMU500型

何と更新で綺麗になり、セミクロスシートに改造されている。しかも、クロスシートの部分は台湾では珍しい転換式。

▲ 車内は更新でセミクロスシートに

屏東線の高屏渓に架かる、全長1526mの下淡水渓鉄橋。日本統治時代の1914年に、当時のアジア最長の鉄橋として建設されたトラス橋で、1980年代にコンクリート橋に架け替えられた後も残された。国家二級古蹟に指定されたものの2000年代に3回にわたる水害で被災して、橋脚とトラス桁が相次いで流出。

▲ 下淡水渓鉄橋

残存している部分は遊歩道となっているが、これでは対岸へは渡れない。

▲ 水害による破断部分

2018年にホームが地下化されてから、高雄駅に降り立つのは2度目。2019年の前回より、地下1階コンコース等の整備が進んだが、2023年秋ではまだ途中段階。クリスマスツリーは本物だが、その向こう側の人々や地上階につながるエスカレータは、工事現場を覆うフェンスに描かれた騙し絵。

▲ 高雄駅地下1階コンコースの騙し絵

ホテルの部屋の窓から見た、フェンスで囲まれた工事中の高雄駅の地上部分。左側に小さく旧高雄駅舎が見える。2025年末段階では、この工事は既に完成し、旧高雄駅舎は高雄駅地下化展示館になっているらしい。

▲ 工事中の高雄駅の地上部分


高雄捷運環状軽軌

高雄捷運環状軽軌、高雄のLRTの路線が延長されたので乗りに行くことに。高雄捷運(MRT)の紅線から橘線に乗り継ぎ、終点の西子湾へ。地上に出ると、前回の2019年には終点で折り返していた哈瑪星の停留所。 これは、路線延長に合わせて導入されたフランスのアルストーム車。

▲ 哈瑪星の停留所に停車するオリジナル色のアルストーム社

LRTで哈瑪星から2停留所戻った駁二大義に、水平方向に回転して船を通すアジア最長の旋回橋である大港橋が2020年に完成し、毎日15時に(週末は19時にも)旋回するので、先に見に行くことに。芝生軌道のLRTの沿線は、倉庫街を再開発した“駁二芸術特区”となっている。

▲ 芸術特区の壁画

線路に沿って壁画やガンダム風のオブジェが並び、倉庫はショップや飲食店に。

▲ 芸術特区のオブジェ

舶用コンテナを組み合わせた、こんな巨大なオブジェも。

▲ 舶用コンテナのオブジェ

85階建ての超高層ビル、高雄85を背に芝生軌道を行くLRT。停留所間はバッテリーを電源に走行するため架線が無く、上空がすっきり。

▲ 芝生軌道を行くラッピングのアルストーム車

22.8KVとあるので、この箱は変電設備でしょうか。

▲ 変電設備?

線路わきには各種オブジェ。

▲ 線路わきのオブジェが立っている

開通当初から運行しているスペインのCAF車が、駁二大義の停留所で停車中にパンタグラフを上げ急速充電中。前回はほとんど見かけなかった、広告のラッピング車が増えている。“全民反賄選”は公正な選挙のキャンペーンらしい。

▲ 停留所で急速充電中

こちらはCAF車はオリジナル塗色。

▲ オリジナル塗色のCAF車

駁二大義から先は高架線に。

▲ 高雄85を背に高架線を行くLRT