HOME  page1  p2  p3  p4  p5  p6  p7  p8  p9  page10


大港橋

駁二大義の停留所のすぐ横に架かる、2020年に開通した大港橋。駁二芸術特区と、対岸の倉庫街を再開発した蓬莱商港区をつなぐ、台湾で始めての水平旋回する橋.。全長110mは、アジア最長の港を跨ぐ旋回橋。

▲ 旋回前の大港橋

毎日15時に旋回し、金土日は追加で19時にも旋回するスケジュール。時間が近づくと、係員が橋の上からの退出を呼びかけ、橋側と陸側の扉を閉める。

▲ 係員が封鎖

橋は動き始めてからら3分足らずで、90度回転したところで停止。その状態で10分程度とどまるが、この間に船舶の通行はなかった。再び回転して元に戻り、合計20分足らずで旋回ショーは終了。

▲ 90度旋回した大港橋

係員がゲートを開けると、待っていた観光客が橋を渡り始める。ちなみに、通れるのは歩行者だけだが、自転車も降りて押せば通行可能らしい。橋からみた駁二芸術特区側。港湾の水面は、この先で行き止まり。

▲ 橋から西側を見る

橋の中央部分には、階段で上がる2階に展望スペースを設けている。

▲ 橋から東側

橋を渡った先の埠頭にある蓬莱商港区側。

▲ 対岸の蓬莱商港区

蓬莱商港区から振り返って見た大港橋。

▲ 橋を渡ったところ

スヌーピーの横に線路跡のようなものが。日本統治時代に開発された埠頭の倉庫街に、臨港線の高雄港駅から引き込み線が延びていたのかもしれない。

▲ こんなキャラがいた

ロンドンの二階建てバス、ルートマスターがいた。

▲ ロンドンバスも


哈瑪星鉄道文化園区の保存車両

哈瑪星に戻ってきた。前回、コロナ禍前2019年の訪問時には、LRTはここが終点で折り返していた。

▲ 哈瑪星の停留所で行き交うLRT

その後、貨物線の跡地を活用して路線が延長され、哈瑪星鉄道文化園区に保存されている蒸気機関車に隣接する線路を、LRTが行き交うようになった。

▲ 保存蒸機とLRT

標準色のLRTより、カラフルな広告のラッピングをまとった編成の方が多い。

▲ カラフルなラッピング車

バッテリー電源のLRTは、停留所以外に架線が無く上空がすっきり。貨物駅跡地の広い哈瑪星鉄道園区の風景に溶け込んでいる。

▲ 保存鉄道車両とLRT

4年半ぶりの訪問だが、保存されている蒸気機関車には変更はないが、以前の写真と見比べると塗装が色あせ黒からグレーに変色している。また移動したのか、留置位置や並び順も異なっている。

▲ 台湾のキューロクとC55

駁2芸術特区のホームページ(繁体中国語)によると、1929年汽車会社製DT600型609号機は、日本統治時代の台湾総督府鉄道の800型。日本の9600型と同型機で、1922年から1938年までに39両導入し、貨物列車の主力として活躍。

▲ DT609号機

1938年の三菱重工製、大きなスポーク動輪のCT250型のラストナンバー259号機は、日本統治時代の台湾総督府鉄道C55型。テンダの台車を見ると、本来の鋳鋼製ではなく、C57やD51の二次型以降の板台枠タイプなので、どこかの時点でテンダの振り替えが行われたのかもしれない。

▲ CT250型

1912年汽車会社製、タンク機関車のCK50型58号機は、こう配区間の路線で使用された後、入れ換え用となった。東海道線京都−馬場間のこう配区間で使われた、日本の鉄道作業局時代の3150型がベースになっているらしい。

▲ CK50型

台湾電力L03は、林口火力発電所と龍井炭鉱で使われていたディーゼル機関車。何の変哲もない凸型機のように見えるが、極端にホイールベースの長い台車が不自然に見える。

▲ 台湾電力のディーゼル機関車

前回、4年半前に側面から写真を撮っていた。車体が二分割されていて、左側の機関室と運転室のL型車体と、右側の機関室のみの車体を連結している。台車のホイールベースが異様に長いのは、それぞれ2軸のL型機と2軸のブースターだったことによると思われる。1986年の旧西ドイツのSCHÖMA社製で、台湾で唯一の連結式機関車。

イタリアの鉄道博物館で、L型で3軸の入れ換え用電気機関車に、必要に応じて運転室の無いブースターを連結し、重連にして2倍の出力で運転する機種を見たことがあるので、ヨーロッパでは珍しくないのかもしれない。でも、この機種の2車体間は永久連結で、片方のL型のみで運転できる構造にはなっていないように見受けた。

▲ 側面からみるとL型+ブースター(赤の色がまだきれいな2019年の写真)

もう1両の凸型ディーゼル機関車、台湾電力L02は1980年の日立製。中国石油高雄製油所で使用された後、1993年に台湾電力が購入。林口火力発電所で、石炭のホッパー車を牽引。

▲ 台湾電力のディーゼル機関車

2軸の貨車移動機、DL-1043。DL1000型は台鉄に数多く導入され、外観は日本の国鉄の貨車移動機をモデルにしているが、1985年の台湾製。同型機には、日本の協三工業製もあるらしい。

▲ 貨車移動機

もう1両の貨車移動機DL-1101も1993年の北晟重機製。機関は日野自動車のトラック用を搭載。2025年現在では動態保存され、土日祝日には哈瑪星号として、車掌車2両と無蓋車1両の貨車3両の両端に本機と上のDL-1043を連結して、有償で乗客を乗せ構内を運行しているとのこと。

後方の3CK2109は、1982年台湾の唐栄鉄工所製の車掌室付きの有蓋車。

▲ 貨車移動機と貨車

1960年代の日本製と思われる、冷房の無い普快車の客車。藍色に白帯だったが退色が激しく、海に近いこともあってか腐食も進行している。2023年11月の撮影だが、2025年末段階では駁2芸術特区のホームページに掲載されておらず、撤去されたかもしれない。ちなみに、2019年にはもう1両の客車、荷物と電源の合造車の写真も撮っていたが、台北の国家鉄道博物館に移されたとのこと。

▲ 普快車の客車

25C1008は1939年の日本車両製。リベットの目立つ鋼製の有蓋貨車だが、傷痍兵車、補給車、代用客車として運行され、1990年以降は代用荷物車に改造された。

▲ 代用荷物車になった有蓋貨車

P35H22019は、1996年台湾機械公司製の石炭ホッパー車。龍井炭鉱と台湾電力林口火力発電所の間での石炭輸送に使用された。

▲ 石炭ホッパー車

35G20060は、1969年日本の若松車両製の無蓋車。2025年現在では荷台にベンチを取り付け、2両の車掌車とともに貨車移動機のプッシュプルで、構内の運行に使用されている。

▲ 無蓋貨車

15EF19は、1912年日本車両製のフラットカー。台鉄に現存する最古の貨車で、修理機器の運搬に特化した工事車両だったため生き残り、今も鉄道文化園区内の作業に使用されている。

▲ フラットカー

これ以外にも、2025年末段階の駁2芸術特区のホームページには、各種貨車に加えて台鉄の本線用ディーゼル機関車や自強業で運行していた日本製のディーゼルカーなどが紹介されているので、訪問時点より展示車両が増えているものと思われる。

これは車両ではなく、手作りのモニュメントのようなものなのか。

▲ こんなモニュメントも

 

打狗鉄道故事館

旧高雄港駅の駅舎が鉄道博物館になっている。ここは、台南と高雄の間に、1900年に台湾総督府鉄道が開通したときの打狗(タカオ)停車場。後に、日本語のタカオの読みを当てて高雄(中国語ではカオシュン)駅に改称した、台湾の鉄道の南の起点だったところ。正面の写真を撮っていなかったので、2013年訪問時のもので代用。

▲ 打狗鉄道故事館(2013年の写真)

2019年の訪問時には工事で閉鎖されていたが、2023年段階では再開していた。駅長室の背後には、国父孫文の写真。

▲ 駅長室

駅の事務室。2013年の写真と見比べると、金庫が入れ替わっている。

▲ 駅の事務室

2013年の訪問時にはなかった、米国製R50型電気式ディーゼル機関車67号機のものと思われる制御機らしきものや、

▲ ディーゼル機関車の制御器

ヘッドライト、警笛などが置いてある。

▲ ヘッドライトや警笛等