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もと大統領府の青瓦台

韓国5日目は、金浦空港から夕刻の羽田便で帰国予定。遠出は危険なので、ソウル市内で過ごすことに。

市の北部、朝鮮王朝の景福宮の裏手にある青瓦台は、文在寅政権の2022年5月まで韓国大統領府が置かれていたところ。その移転を公約とした尹錫悦政権が龍山に移したあと一般公開され、ソウルの新しい観光名所に。

入場無料だが、原則は事前のネット予約。2022年秋の訪問時点では、システムが外国人には対応できておらず(2024年から外国人もネット予約可)、ネットが使えない65歳以上の高齢者や障がい者等とともに、当日の午前と午後の先着500名(2024年段階では2000人)に並ぶことに。背後に北岳山がそびえる青瓦台の正門。

▲ 青瓦台の正門

訪問時点で公開開始から半年近くが経過し、平日とあって朝9時の予約なしの行列は少なかった。通りの向こうに見えているのは、景福宮の裏門の神武門。

▲ 予約のない人の行列

パスポートを見せて受付をし、バーコードが印刷されたリストバンドと案内のパンフレットを受け取る。

▲ パンフレットとQRコード付きリストバンド

セキュリティーチェックを受けて、この先は各自自由見学。その名の通り青い屋根瓦の青瓦台。

▲ 芝生の広場の向こうに青瓦台本館

 

青瓦台本館

まずは、青瓦台本館へ。旧青瓦台本館は、韓国が成立した1948年に大統領府として建てられ、いまある青瓦台本館は1991年の建設。

▲ 行列をつくることもあるのかも

1階左側の世宗前室には、初代李承晩から先代の文在寅まで、

▲ 世宗前室の歴代大統領

歴代大統領の写真が並ぶ。

▲ 世宗前室の歴代大統領

ムグンファ室には、

▲ 無窮花(ムグンファ)室

歴代大統領夫人の写真。

▲ 歴代大統領夫人

ムグンファ室に隣接していたので、大統領夫人の接見室か執務室なのかもしれない。左下の看板に Google Lens をかざして翻訳しても、“入らないでください”。

▲ この部屋は何だったか?

順路は中央階段を上がって2階へ。正面には朝鮮半島の絵。

▲ 中央階段で2階へ

大統領の接見室や、

▲ 接見室

大統領の執務室がある。

▲ 執務室

順路は、中央階段で再び1階に降りて、左側(玄関から向かって右側)へ。

▲ 中央階段で1階へ

仁王室は、懇談会や昼食会、夕食会に使われた部屋。

▲ 仁王室

窓の向こうには、小さな中庭も。

▲ 仁王室から見た中庭

忠武室は、任命状の授与などが行われた部屋。

▲ 忠武室

 

大統領官邸

青瓦台本館の見学を終え、パンフレットの案内図に従って大統領官邸へ。官邸に向かう道の入り口にはゲートが。

▲ 官邸に向かうゲート

ここから官邸に向かう坂道では、ちょうど紅葉が真っ盛り。

▲ 紅葉が盛り

▲ 見ごたえがある

▲ カエデ

▲ 銀杏の黄葉も

徒歩10分ほど坂道を上ると、官邸の入り口の仁壽門。

▲ 仁壽門

ここは大統領の家族が過ごす私的生活空間。公的な業務空間と区別するように、1990年に建てられた韓屋建築。

▲ 官邸の母屋

手前に母屋、その先に離れをL字型に配置し、見学者はその周りを一周する。

▲ 官邸の離れ

建物内には入れないが、ガラス張りにして外から室内が見えるようにしている。

▲ ガラス越しに中が覗ける

▲ 手前にロープがあって建物には入れない

官邸の屋根瓦はやっぱり青。その上に三蔵法師を先頭に孫悟空など西遊記の登場人物が並んでいる。韓国伝統建築によくある、雑像という魔除けらしい。

▲ 屋根瓦に三蔵法師を先頭に孫悟空の一族

L字型の母屋と離れの間にある芝生の庭の向こうには、客人の招待に使われる別棟の舎廊斎。

▲ 庭の片隅にある舎廊斎

官邸の見学を終え、仁壽門から外へ出たところで、裏山に続く小径を発見。登っていくと官邸を上から見下ろせる。

▲ 官邸を見下ろす

さらに登ると、紅葉の隙間からソウルの街が見える場所に出た。中央の手前に景福宮、その背後に高層ビル群が見渡せるが、この日は霞がかかったように見通しが悪く、ここで引き返すことに。

▲ ソウルの街が霞んでいる