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オンダリビアからサン・セバスティアンに戻って、駅前のバスターミナルで下車。添乗員が地元のスーパーマーケットに案内するというので、抜け出すことに。
新市街にある、サン・セバスティアン大聖堂は19世紀末の建築。
▲ サン・セバスティアン大聖堂
▲ 大聖堂の正面
隣接する郵便局や、
▲ 郵便局
文化センターなど、一帯には重厚な建築物が並ぶ。
▲ 文化センター
バスク鉄道アマラ駅
向かった先は、 renfe のサン・セバスティアン駅から10分少々のバスク鉄道アマラ駅。
▲ アマラ駅
サン・セバスチャンとも、バスク語のドノスティアとの表示もないが、ここがバスク鉄道のこの街のターミナル駅。地図で見ると、ここからイルン/アンダイエ方面の路線が大きくU字型を描いていて、アマラから2つ目の駅で下りるとサン・セバスティアン駅まで歩いて戻れる距離なので、チョイ乗りしてみることに。
▲ 券売機
並んでいる券売機で切符を買おうとしたけど、使い方がイマイチよくわからない。振り返ると窓口があったけど駅員がいない。声をかけると来てくれて、スマホのマップの“Loiloa Donostia”をタップしてみせると、すんなり切符を売ってくれた。
▲ 出札窓口
バスク鉄道では、まだ紙の切符が使われている。自動改札機に通して頭端式のホームへ。
▲ 自動改札機
ホームの壁に、バスク鉄道の歴史が掲げられている。開業は新しく、1982年らしい。
▲ バスク鉄道の歴史
解説文は、バスク語とスペイン語の併記のようだ。
▲ バスク鉄道の歴史
過去の車両の写真も掲載。
▲ 過去の車両
電気機関車の牽く客車列車や、2扉の電車で運行していたらしい。
▲ 過去の車両
今回出会った車両は、全て同じ形態。地元バスクの CAF 社製、900番台の3扉車に置き換わったようだ。ゲルニカで見かけたのは同じ外観で950番台のMc-T-Mcの3両編成だったが、利用客数が多いのか、アマラ駅に出入りする列車はMc-T-T-Mcの4両編成。
▲ バスク鉄道の車両
東のイルン/アンダイエ方面と、西に向かうビルバオ方面の系統があり、多くはアマラが始発だが、アマラを越えて東西に直通する系統は、この駅でスイッチバックして進行方向が変わる。
▲ アマラ駅に到着する列車
車内は、国鉄 renfe の新しいセルカニアス(近郊電車)によく似た枕のついたクロスシート。
▲ バスク鉄道の車内
アマラを発車すると、すぐにビルバオ方面の線路が右に別れてトンネルへ。こちらは短いトンネルを抜けると左に大きくカーブしてアノエタ・ドノスティア駅に停車。
▲ 市街地のトンネル
起伏のある地平を反映して、すぐ上に建物のあるごく短いトンネルを抜けた先の、ロイオラ・ドノスティアで下車。
▲ トンネルを抜けて列車が到着
駅から先は高架線になっていて、しばらく待っているとアマラ方面の電車が高速で進入。
▲ 高架線を列車が来た
▲ ロイオラ・ドノスティア駅に入線
高架橋で道路をまたぐ駅は、モダンなつくり。
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高架のロイオラ・ドノスティア駅
ロイオラ・ドノスティア駅からGoogleMapを頼りに、renfe のサン・セバスティアン駅へ。蛇行するウルメア川を渡り、
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ウルメア川公園を抜けると renfe の線路をまたぐ陸橋に出た。下を行くのは近郊電車のセルカニアス。
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近郊電車セルカニアスここまで来れば、線路の先にサン・セバスティアン駅は見えている。
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ドノスティア/サン・セバスティアン駅一部が二階建てになった小さな駅舎。混雑する駅前地下のバスターミナルに対して、駅舎内の出札窓口前の待合スペースは閑散としている。2022年の夏にブルゴスまで延伸された標準軌の高速新線から、軌間変換装置を使って在来線でここまで直通する、マドリードからの高速列車は1日にわずか3本。
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駅舎内発車案内を見ると、長距離列車のマドリード・チャマルティン行きアルビア1本を除けば、近郊電車のセルカニアスとシビスだけ。将来、フランスまで標準軌の高速新線がつながれば、鉄道復権があるのかも。
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発車案内大きな屋根の架かるホームに出てみようとしたが、セルカニアス用に改札が設けられていて、切符無しでは立ち入れない。
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駅のホーム
駅前のバスターミナルからツアーバスで、一旦ホテルに戻りしばし休憩。この日はホテル最寄りのバス停から、路線バスで旧市街へ。バス料金の支払いに、クレジットカードのタッチ決済が利用可能で、初めて使ってみた。日本国内でも福岡等一部の公共交通機関でビザタッチを試験運用しているが、こちらではビザとともに、マスターカードのタッチ決済もOK。
▲ バスで旧市街へ
バスは旧市街には入っていかないので、入口で下車。月曜は定休日の店も多いらしく、まだ19時半なのに開いている店はどこも混んでいる。液晶モニタに映る蛸の画像に吸い寄せられた店で、立ち食いのカウンターを確保。
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バスクの微発泡ワイン、チャコリを注文。ネットには、高いところからグラスに流し落とすように注ぐパフォーマンスを見せるなどとあるが、ただのコップで出てきた。
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タパスやピンチョスのレベルは高く、他の店にハシゴをしようにも混んでいるので、腰を落ち着けて(といっても立ったままだが)いろいろ注文。
▲ ウルボス2は5車体連節全低床車
店の奥にいた中年の日本人女性が、“ハポネー?”と(ハポネ=スペイン語で日本人)聞いてきた。2家族ほどの個人旅行で回っているらしく、レンタカー?と聞いたら高速バスや路線バスを駆使しているとのこと。
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旧市街のバルへ