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デンハーグからライデンへ
次のアムステルダム方面のインターシティーは、デンハーグ始発の列車です。ビネンホフをあとに、始発列車の発着するデンハーグ中央駅に向かいます。自転車王国オランダですが、中央駅前の自転車が壮観ですね。
地平に行き止まり式のホームが並ぶデンハーグ中央駅の2階にに高架線でトラムが乗り入れていて、専用ホームもあります。この路線には新型の低床車も走っていたのですが、撮り逃がしました。
デンハーグ中央駅 | 中央駅の上に高架で乗り入れるトラム |
デンハーグ中央駅を発車したインターシティーは、左に大きくカーブしてデンハーグHS駅方面から来る路線と合流します。車両は例によって二階建てですが、JRの二階建て車両と同様にドアと連結面の間の台車の上一階建てとなっていて、トイレや折りたたみ式の補助席があります。ここは、自転車用のスペースにもなっているようです。
インターシティーも自転車持ち込み可 | 高架になったライデン駅 |
デンハーグからわずか15分ほどで高架になったライデン駅に到着です。ライデンはモダンな駅前に反して、その起源をさかのぼるとローマ時代まで至る古い街で、ライデン大学は16世紀に設立されたオランダ国内最古の大学だとか。
風車博物館
駅前通りの橋を渡ると、公園の向こうに赤、白、青のオランダ国旗色の風車が見えてきます。デ・ファルク風車博物館です。18世紀の中頃に建造されたこの風車は、それから200年以上にわたって粉をひいてきましたが、今では現役を引退して風車博物館になっています。
デ・ファルク風車博物館 風車の下の石臼 風車で大きな石臼を回す構造になっています。風次第でしょうが、1日に1トン以上の粉をひく能力があるとか。その内部は7階建で、下の方の階は一般の家と代わらない居住部分になっていて、上層階は風車の回転を伝えるメカニズムで構成されています。風車の上から、ライデンの街が見渡せます。
風車は回らない | 羽根の向きを変える装置 | 風車の内部 |
駅前のバスターミナルから、キューケンホフ公園に向かいます。発車時刻になって入線してきたバスの運転手に運賃を尋ねたところ、案内所でチケットを買ってくるようにと言われます。場所を聞いて、走って窓口に行くと先客が並んでいます。
ライデン駅前バスターミナル | キューケンホフ公園に向かうバスの車内 |
やっと購入したチケットを手に、走ってバスに戻ります。バスは、わざわざ私のために発車を待っていてくれました。チケットは、キューケンホフ公園の入場券とバス代がセットになっているものです。
キューケンホフ公園
ライデン駅前を発車したバスは、途中一部区間では高速道路を走り、25分ほどでキューケンホフ公園に到着します。その周辺は、北海沿岸の大球根栽培地帯です。でも、出荷する球根に養分を与えるため、畑のチューリップの花は開花から数日で切り取られてしまいます。5月ではもう遅いのか、残念ながら車窓のチューリップ畑に花を見ることはありませんでした。
でも、ここへ来れば心ゆくまで花を楽しめます。キューケンホフ公園は広さ32ヘクタールに及ぶ、世界最大規模の球根植物の公園です。チューリップ、ヒヤシンス、水仙など春の球根花が咲き乱れる3月下旬から5月下旬まで、1年のうちで開園期間はわずか2ヶ月だけという贅沢なところです。
キューケンホフ公園の入り口 キューケンホフ公園線の連結バス 園内にはオランダ名物の風車は当然として、日本庭園まであります。でも、鳥居のバランスがちょっと…。
それでは、キューケンホフ公園を散策しましょう。
チューリップの季節だけ開園するキューケンホフ公園
帰りはスキポール空港経由で
キューケンホフ公園からアムステルダム方面への帰りは、スキポール空港行きのバスに乗ります。20分ほどで空港に到着。
スキポール空港 スキポール空港の日本食ジャンクフード 空港内で夕食を済ませようとしたのですが、どの店もジャンクフードばかり。変な日本食を食べるなら、まだバーガーキングの方がと思い、セットメニューを注文したところ1000円を超えます。
バーガーキングのセットメニュー 1000円を超える | スキポール空港駅 |
スキポール空港駅からオランダ鉄道でホテルに帰ります。最寄りのアムステルダムライ駅へ、今度は列車を乗り間違えないように。