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ベルギー4日目は、1日乗車券を買ってメトロで都心に向かいます。在ベルギー日本大使館も近くにあるホテルの最寄り駅は、都心を回る環状線の東側。構内に売店や軽食堂はあるものの、切符の窓口が見つからず券売機だけのようで、これもコインのみでお札やクレジットカードはを受け付けず、使い勝手はイマイチ。メトロのホームには、ブリュッセル南駅など一部の駅を除いて改札ゲートはなく、床に引かれた赤線の内側に入るときは改札機に通す必要があるようです。
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ブリュッセルメトロの券売機 | メトロのホーム入り口の改札機 |
ブリュッセルのメトロには、トラムと同様に系統番号ががあり、この路線には2系統と6系統が走っています。路線図を見ると、環状になっていますが、大江戸線の西新宿ように、終点折り返しの構造のようです。車両はオレンジのマスクの4扉車。車内はボックスシートで、一部の車両には自転車置き場もあります。
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メトロ旧型車とボックスシートの車内 | |
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自転車用のスペースもあります | メトロ新型車 |
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メトロ新型車にはセミクロスシート車とロングシート車がある |
北へ2駅で、1系統と5系統が東西に走る路線に乗り換え。こちらはグレーの新型車で、車内はセミクロスシートとオールロングシートの2種類の編成があるようです。
聖カトリーヌ教会と聖ジャン教会
まずは、都心のやや北東寄りに建つ聖カトリーヌ教会に向かいます。正面は工事中で入り口がわかりづらい。19世紀末の再建で、道路を隔てた位置に残る1本の塔だけが、洪水で倒壊した17世紀オリジナルの聖カトリーヌ教会を今に伝えているのだそうです。
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聖カトリーヌ教会とその内部 | 17世紀から残る塔 |
すぐ近くの、聖ジャン・ハプティスト・オ・ベギナージュ教会という長い名前の教会に向かいます。こちらは17世紀のバロック様式の建築ですが、歴史を遡ると14世紀には1200人の尼僧がいた大規模なベギン修道院だったのだとか。
小雨が降り出してきたので、雨宿りを兼ねてゆっくりしていきます。教会はどこでも、腰を下ろす椅子があるのがありがたい。
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聖ジャン・ハプティスト・オ・ベギナージュ教会とその内部 |
ブリュッセルの中心グランプラスと小便小僧
雨が上がったので、ブリュッセルの中心グランプラスに向かいます。全長200m余りのギャルリー・サン・チュベールは、天井がガラス張りのアールヌーボー様式のショッピングアーケード。19世紀半ばの完成だそうで、明治維新より古く160年以上の歴史があるのだとか。中は、紳士服や婦人服、靴から本屋さん、カフェやレストラン、チョコレート屋さんまで、いろんなお店が並んでいます。
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天井がガラス張りのギャルリー・サン・チュベールの外観と店が並ぶその内部 |
大きな広場に出ました。Grand Placeと書いてグラン・プラスと読む、東西110m、南北に68mの広場は、ブリュッセルで一番賑やかなところです。
広場の南側に建つゴシック様式の市庁舎は、15世紀はじめの建築。真ん中の塔は150年後に追加されたのだとか。その向かい、広場の北側のよく似た塔のある建物は王の家。でも、実際には王の居住する王宮になったことはなく、今は市立博物館で小便小僧グッズなどを展示。
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グランプラスの市庁舎 | 王の家 |
東に建つブラバン公爵の館は、19世紀後半の再建。正面に歴代ブラバン公の胸像が飾られていることから、こう呼ばれるのだとか。その間を埋めるように、各種ギルド(同業組合)の建物が建ち並び、カフェやレストラン、各種博物館となっています。
広場では花市が開かれ、ジャズフェスティバルの準備が行われています。でも、せっかく遠方から訪れた観光客にとって、広場を取り囲む建物を隠してしまう見苦しい大きな仮設舞台や工事用のクレーンは、邪魔者以外の何者でもありません。
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フラバン侯爵の館 | グランプラスを取り囲むギルドハウス |
グランプラスの南側の一角、小便小僧の方面に向かう通りに面したアーケードの下に人だかりができています。壁にピカピカの像が横たわり、みんなが撫でています。王位継承に絡んで14世紀末に暗殺された街の英雄セルクラースの像で、この像にふれる人に幸福をもたらすとの言い伝えがあるのだとか。
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人だかりの奥にセルクラースの像 | みんなが撫でるのでピッカピカ |
この場所で突然、中東系の男が“この像は何だ”と英語で聞いてきます。うーん、怪しい! ガイドブックを見せて、“この像にふれると幸せになれる”と教えてあげると、本の漢字を見てか、“中国から来たのか”と話しかけてきます。“日本から来た、日本でも漢字を使う”というと、この2ヶ月前に起きた東日本大震災のお見舞い(彼はFUKUSHIMAと言いました)を受けます。
“サウジアラビアから来た”と言って財布からお札を取り出し、“これが我々の王だ”と言って見せながら、近くにいた彼の妻と息子を紹介し、“今度日本に行きたい。日本のお札を見せて欲しい”ときました。ますます怪しい! この時期に地震と原発事故の日本に行きたい訳は無いだろうと思い、“日本の札はホテルのセーフティーボックスの中”(本当はセーフティーボックスなど使いませんが)と言って別れました。何が目的だったんでしょう? 詐欺?
小便小僧ジュリアン君
グランプラスから狭い道を南へ、交差点の角にブリュッセルの最長老市民ジュリアン君は立っていました。1619年生まれとかで、サッカーのユニフォームを着ていると、とてもあと数年で500歳になるとは見えません。再び降り出した小雨にもかかわらず、その前は観光客でいっぱい。
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小便小僧ジュリアン君は小雨の中でもこの人気 |
この衣装、18世紀にジュリアン君を盗んだフランス兵の謝罪ために、ルイ15世が宮廷服をに贈ったことが起源だそうです。その後世界各国から衣装が贈られ、今やジュリアンくんは世界一の衣装持ちなったのだとか。その一部の写真が像の下に掲げられていて、日本の鎧甲を着けた五月人形スタイルのジュリアン君も写っています。
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少年小僧前のベルギーワッフルの店 | フルーツに生クリームとチョコレートをトッピング |
観光客を当て込んで、すぐ前の店にもベルギーワッフルの看板の横に水色のジュリアン君が。こっちはおしっこは出ていません。看板は1€ですが、ワッフルにはトッピングの値段が加わります。雨宿りを兼ねてキーウイと生クリームとチョコレートのトッピングを注文したら、お姉さんの手にはこんな大きなものが。
土産物店の一角で席はなく、傘を置いて手に持っての立ち食いです。日本で一般的な、硬めのリエージュのワッフルと異なり、ブリュッセルのワッフルは軟らかく、プラスチックのフォークで簡単に切れます。おいしかったけど、これを食べたら、もうお昼が入らない。
小便小僧の妹ジャンネケ・ピス
ジュリアン君には1995年生まれ、376歳年下の妹がいます。グランプラスから北へ、レストランの並ぶ狭い路地、しかもその先は行き止まりの建物の一角に、厳重な鉄格子で守られて小便少女、ジャンネケ・ピスはしゃがんでいますが、水は出ていません。観光客の姿はチラホラ。
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こんな狭い路地の先に | 鉄格子にガードされて | ジャンネケ・ピス |
エイズ撲滅運動のためにつくられたというような説明を書いたプレートがすぐ横の壁に取り付けられています。この格好だと袖が通せず、彼女に着せる衣裳を作るのが難しいのかな。何だか日陰者扱いのようで可哀想。
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聖ニコラス教会 | 証券取引所 |
グランプラスを西に抜けると、聖ニコラス教会、証券取引所があり、ブリュッセル南駅と北駅を結ぶプレメトロ、都心部だけ地下を走るトラムの線がある通りに出ます。
通りに面したビルの1階にスーパーマーケットがあり、ここでばらまき土産に買った店のプライベートブランドのチョコレートは評判が良かったですね。買い物かごに車輪がついていて、犬の散歩のように引いて歩くところが日本と違います。
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都心のスーパーマーケット | 車輪のついた買い物かご |