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ブルージュからICに乗ってゲントへ
旧市街からブルージュ駅に戻ってきました。駅前の通りには自転車の通路が整備されていて、何と、自転車専用の信号機まであります。これを見かけたのは、ベルギー以外ではオランダと中国だけだったのでは。
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ブルージュ駅前の自転車信号 | ブルージュ駅 |
ブルージュからICでゲントのホテルに戻ります。今度のICは、長い客車の編成の先頭に運転台付きの車両が付き、最後部の電気機関車が押す、プッシュプルの編成です。制御客車と電気機関車が同じ顔をしていて、編成として良く揃っています。
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一端に電気機関車が付き他端は制御客車のプッシュプルのインターシティー |
ゲント駅の列車
ゲントで降りたホームの先で、しばし列車見物です。ここは、東行きではブリュッセル方面とアントワープ方面が分岐し、西へはブルージュ方面とデパンネ方面が分岐するジャンクション駅。ICからローカルまで、色んな列車が次々と入線してきます。
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ディーゼルカーのIC | 2枚窓の湘南型 |
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EL牽引のローカル列車 | ローカル電車とディーゼルカー |
ゲント駅からブリュッセルルクセンブルグ駅へ
ベルギー3日目は、ゲントのホテルをチェックアウトしてブリュッセルに向かいます。天気予報を見ると翌日はお天気が崩れるようなので、ベルギー市内観光を翌日にまわして、先にアントワープまで遠出に変更です。ゲントからアントワープに直行する路線もありますが、とりあえずは朝の列車でブリュッセルのホテルに向かいます。
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ブリュッセル方面の列車が入線 | 客車の車内 |
ブリュッセル北駅、中央駅、南駅の周辺は治安に問題があるので避けるようにとの知人の忠告を受け、ホテルは北駅から2つ目のブリュッセルルクセンブルグ駅前に確保しました。国鉄は北駅から路線が逆Uの字型に大回りしますが、地下鉄なら都心まですぐの場所です。
ゲントから朝1本だけ、ブリュッセル南駅、中央駅、北駅を通って、ルクセンブルグ駅まで乗り換え無しで行ける列車があったのでこれに乗ることに。列車種別のPはピーク時に運転される列車で、ICに比べるとちょっと古くて冷房のない車両を電気機関車が牽きつれて入線してきます。大半は通勤客のようで、ゲントで多くの乗客が入れ替わります。多少古いとはいえ、こんな優雅な列車に座って通勤とは、日本人から見るとうらやましい。
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ブリュッセルルクセンブルグ駅 背後は欧州議会 | ルクセンブルグ駅の地下ホームにローカル電車が入線 |
ブリュッセルルクセンブルグ駅の背後にはEU議会の建物が並び、EUの本部はすぐ隣のシューマン駅の近くと、ここはヨーロッパの霞が関です。街はきれいで、治安も良さそう。北太平洋条約機構も近くにあるようで、NATO行きという方向膜を掲げた市バスも走っています。
チェックインにはまだ時間があるので、ホテルに荷物を預かってもらって、再びルクセンブルグ駅へ。往路はメッヘレンに立ち寄ってからアントワープを往復する切符を買い求めます。地下ホームに入線してきたのは、同じような車体ですが前2両が茶色、後ろ2両は灰色のローカル国電。車内は4人がけと6人がけのボックスシート。
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ローカル電車の車内 | 片目のローカル電車 |
後ろの灰色の車両に乗ると、発車時にプーンという、中央線にいた201系のような音がします。サイリスタチョッパ制御でしょう。前の茶色からは吊りかけ音が聞こえてきます。駆動方式で車体の色を分けているのでしょうか。
ブリュッセル北駅でメッヘレン方面の列車に乗り換えです。乗り換えを待つわずかな間にも、構内を色んな列車が行き交います。ボンネットタイプの茶色が入線してきます。発車時には吊りかけ音を響かせていきます。
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落書きがひどい湘南型 | ELに押されたインターシティーが入線 |
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国際列車が通過 | ボンネット型のローカル電車 |
オランダ方面の国際列車でしょうか、○にBのマークがないのでベルギー国鉄の所有ではなさそうなシーメンスの電気機関車が、複数の国の客車を引き連れて通過していきます。最後尾の黄色と青はオランダ国鉄の客車です。
乗り換えてメッヘレンに向かったのは、吊りかけモータが唸りをあげる茶色のローカル電車。2等はビニール張りで4人がけと6人がけの簡素なボックスシート。1等はモケットの4人がけのふかふかシートで、80系湘南型の1等車サロ85の座席を思い出します。荷物棚は座席の上。日本でも155系、修学旅行電車にありましたね。
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ローカル電車の2等車内 | ローカル電車の1等車内 |
この車両、トイレを流すのにレバーを踏んだら、開いた穴から線路のバラストが見えます。ICのトイレは飛行機と同じ真空式ですが、ベルギーのローカル国電には、まだ垂れ流し式が現役です。
メッヘレン旧市街
ローカル電車は30分ほどかかって、ブリュッセルとアントワープの中間に位置するメッヘレンに到着。ICでは20分とのことなので、乗り過ごしたかと思いました。駅から徒歩で旧市街の中心、グローテマルクトに向かいます。
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メッヘレン駅に到着 乗降客を確認する女性の車掌さん | メッヘレン駅舎 |
メッヘレンは、人口10万人に満たない小さな街ですが、16世紀初めにわずか25年間とはいえ、今のベルギーとオランダを合わせたネーデルランドの首都として、ヨーロッパの政治と文化の中心として栄えた歴史があるそうです。運河に架かる橋の欄干には花が飾られ、向こうの丘の上に建つのは聖母教会。
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旧市街へ向かう道に架かる橋から聖母教会を望む | 三つ並んだメッヘレンの市庁舎 |
15分ほどで旧市街の中心、グローテマルクトに到着。石畳の広場に面して建つ三つ並んだ市庁舎。一番右がラシャ市場、真ん中は物見櫓で14世紀の建築、左のゴシック調の建物は16世紀に建築が始まったものの300年以上中断し、当時の図面に忠実に工事を再開して20世紀になってやっと完成したのだとか。中央の門をくぐると、これら三つの市庁舎が取り囲む中庭に出ます。
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市庁舎の中庭 | 広場の向こうに聖ロンバウツ大聖堂 |
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グローテマルクト広場のスイングパノラマ写真 |
振り返ると、広場を取り囲む建物群の後方に、聖ロンバウツ大聖堂がそびえています。13世紀から300年をかけて建設された教会で、隣接する高さ97mの聖ロンバウツ塔にはヨーロッパ最大級のカリヨンが設置されています。
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聖ロンバウツ大聖堂とその内部 |
大聖堂の内部にある、十字架のキリストの祭壇画が有名なのだとか。旧市街を一周して、聖ヤン教会やマルガレータの宮殿などを見てメッヘレン駅に戻ります。
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大聖堂内にある十字架のキリストの祭壇画 |
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花壇の向こうに聖ヤン教会の尖塔 | マルガレータの宮殿 |
メッヘレン駅の近くには、ベルギー鉄道博物館があるようなのですが、開館日が週末に限定されていたため、訪れることができませんでした。残念。
メッヘレンからアントワープへ
小腹が空いたので、メッヘレン駅構内にある店でベルギーワッフルをテイクアウト。ホームのベンチで食べていると、ブリュッセル経由でパリに向かうタリスが通過していきます。
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メッヘレン駅構内のワッフル屋さん | ホームをパリ北行きのタリスが通過 |
アントワープ方面のICが、電気機関車の牽引で入線してきます。2階建て客車のプッシュプル編成です。車内は、1階席、2階席とも基本はボックスシートと一方向向きのシートの組み合わせですが、自転車の持ち込める一部の車両の1階には、写真のような超ロングシートも。ロングシートでも、ボックスシートを横向きに並べただけで座り心地は良好ですが、ちょっと落ち着きませんね。
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隣の線路のローカル電車 | 二階建てのインターシティーが入線 |
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インターシティーの二階の車内 | 自転車の持ち込める車両の一階にはこんなロングシートも |