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アンカレジのホテルで1泊した翌日は、 プリンスウイリアム湾の氷河クルーズに出かけます。アンカレッジから船が出るウィッティアまで、バスで行くのが一般的ですが、料金が高く(バスの1.5倍)時間がかかっても良ければ、アラスカ鉄道を使う方法もあり、日本から 直接アラスカの旅行会社にメールで手配をしました。
先頭の機関車は6軸 日本式にいえばDF型 2両目の機関車は1両目より小型の4軸 DD型 その前に、まずはアンカレッジ8時15分発のフェアバンクス行きを見送るために、早くから朝のアンカレッジ駅に来ました。列車は既に入線しており、先頭に2台の機関車がついてエンジンが唸っています。
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フェアバンクス行きが停車するアンカレッジ駅 | ヘッドライトを輝かせフェアバンクス行きが発車していく |
機関車を側面からよく見ると、先頭の4320号は6軸、2両目の3015号は4軸で、長さもずいぶん違います。エンジンの出力も差があるのでしょう、台車間にぶら下がった燃料タンクの大きさには倍以上の開きがあります。
目の前を紺とオレンジに塗り分けられた客車が通過していく 貨物ホームの横 最後尾のプリンセスの展望車が遠ざかる 発車時間になるとヘッドライトが点灯し、踏切警報機が鳴り始めます。タイフォンを鳴らして目の前を巨大な機関車が地響きを立てて通り過ぎます。続いてアラスカ鉄道の客車が、さらにはツアー会社の展望車がジョイント音を刻んでいきます。
一旦ホテルに帰ってから、10時発の本日出発する最終列車、ウィッティア行きに乗るため再びアンカレッジ駅に戻ってくると、今度は4両の客車の両端に機関車のついた編成が入線していました。
ウィッティア行きは短い編成 両端の機関車が4両の客車をはさむ 先頭から、ディーゼル機関車2002号、荷物車、3両の客車、最後尾はディーゼル機関車3010号です。フェアバンクス行きと異なり、この列車の乗客はみんな軽装。荷物車に積み込むものはありません。
残念ながらこの日はお天気が悪く、発車の時刻が近づいてくると雨が降り始めました。
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車内は前向きのクライニングシート 古い客車は白熱灯 | 窓の大きな比較的新しいタイプの客車 |
客車の座席は全車指定席です。古いタイプの客車の照明は柔らかい白熱灯で、座席は日本のグリーン車なみのゆったりとしたリクライニングシートです。中間 に連結された、窓が大きく2連になった新しいタイプの客車は蛍光灯照明。シートピッチは少し狭くなっていますが、横幅は十分にあります。
車窓のクック入江 車窓に干潟が広がる 線路のそばまで湿地帯 アンカレッジを発車して、市街地や郊外の住宅地を抜けると、右側にクック入江から分かれたターナゲン入江が広がります。 ターナゲン入江は世界有数の潮の干満の差が大きいところで、干潮の時間だったのでしょう、遠浅の干潟になっています。
山が海に迫る急傾斜地の海岸を走っているときに、列車が急停車しました。すぐに放送が入り、岩場にドールシープがいると教えてくれます。余りの急傾斜地の上なので、窓が固定で開かない客車からは見ることができません。デッキに出て見上げると、いました、いました。
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途中駅でガードウッドで乗車する親子連れ | 保線機械かあるいは除雪機でしょうか |
一通り見終わると、観光客しか乗っていない列車は何事もなかったかのように動き始めます。途中駅での乗降はほとんどなく、通過扱いですが、唯一スワードの起点から75マイル地点にあるガードウッド駅に停車しました。小さな駅舎があるだけで、プラットホームもない駅ですが、今やアラスカを代表するアリエスカ・リゾートの最寄り駅です。
といっても駅に乗客は誰もいません。車掌さんが列車から降りてしばらく待っていると、1台のクルマが駅前に止まり、子供連れが列車に乗ってきます。あらかじめ、列車に乗ることを連絡してあったんでしょうね。