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モスクワ地下鉄
続いては地下鉄の体験乗車です。私たちは前日に試乗していたので2度目です。ガイドさんに引き連れられて、まず窓口で丸い小銭のようなトークンを購入します。ルーブル暴落の1995年夏時点では、どこまで乗っても16円でした。1999年現在では、トークンから磁気カードに変わっているそうです。
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自動改札機にはトークンを入れる | 長〜いエスカレータで地の底へ |
トークンを自動改札機に入れて、長〜いエスカレータで地下50m程の深いホームに降りていきます。核戦争の時のシェルターになるともいわれていますが、どの駅も広いホームに大理石の壁、天井からはそれぞれ駅毎にデザインの異なるシャンデリアが下がる豪華なつくりで、モスクワの地下鉄駅は世界一立派と思います。
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モスクワ地下鉄の新型車と掃除のおばさん | モスクワ地下鉄の旧型車は貫通式 |
車両は旧ソ連製の片側4扉車。ヨーロッパでは少数派のロングシートの電車で、車内に白熱灯が薄ぼんやりと点灯している旧型車もありますが、駅に比べ車両の方は特に印象に残るほどのものものではありません。
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シャンデリアの下がる地下鉄構内 この両側にホームがある | 各駅でトンネルや照明器具のデザインが異なるがどの駅も立派 |
コムソモーリスカヤ駅で地下鉄を降りて地上に出たところが、国鉄レーニングラード駅前。わずかな品物を持った大勢の人々が列をつくっています。当時はソ連崩壊の混乱が一応収まったとはいえ、現金収入を得るためでしょう。でも、通行人に声をかけるでもなく、ただじっと立っているのがロシアらしいところです。
地下鉄はヨーロッパでは珍しいロングシート 地下鉄の出口でものを売る人々
モスクワ市電
モスクワには、主要な国鉄駅が行き先別に9ヶ所に別れており、大半が地下鉄環状線でむすばれています。フランスのパリなどと同様に、出発する列車の行き先が駅の名前になっているため、モスクワにはモスクワ駅はありません。ここ、レニングラード駅はソ連第二の都市レニングラード方面に向かう列車が発車することから名付けられ、ソ連崩壊後レニングラードがサンクトペテルブルグに改名してからも、駅の名前はレニングラードのままです。
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とんがり屋根のレニングラード駅 | レニングラード駅前で見かけた角張った新型市電 |
モスクワ市内のあちこちで市電に出会います。チェコ(旧チェコスロバキア)のタトラ社製の、旧共産圏の標準型、丸いオレンジ色と白の電車をよく見かけます。また、レニングラード駅前には白とブルーの角張った新型車もいました。いずれもヨーロッパに多い片運転台、片側ドアです。連結器は付いていますが、連結運転はしていないようです。
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社会主義国の標準型であったチェコスロバキア(当時)タトラ社製の丸い旧型市電タトラカー |
サンクトペテルブルグへ
モスクワから、ロシア第2の都市、ソ連時代はレーニングラードと呼ばれていたサンクトペテルブルグまでは650km。モスクワのレーニングラード駅からロシア版新幹線эр200が5時間で走り、夜行列車赤い矢号も運転されています。残念ながら私たちはアエロフロートの国内線です。
トラックのようなトレーラーバスで搭乗機まで運んでくれました。旧ソ連の短距離用旅客機、新潟空港でも見られるツボレフ154の外観はボーイング727にそっくりですが、機内は相変わらずペラペラで窮屈なシート、おまけに出発直前までエンジンをかけないため、太陽に熱せられた機内は猛烈な暑さです。
旧ソ連製の飛行機ばかりのモスクワ空港国内線 ターミナルビルと搭乗機をむすぶトレーラーバス 私の席に先にロシア人が座っていたので、スチュワーデスに文句を言ったら、1つだけ空いていた中国語で盛り上がっている団体さんの中に入れられてしまいました。隣の席のおばちゃんに英語で聞いたところ、香港からBAに乗りロンドン経由でモスクワに来たそうで、ご主人とご子息を紹介してもらいました。この香港ご一行とは、この先でまた一緒になる機会があります。