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クライストチャーチからオークランドへ

クライストチャーチの市街地の西側には、広大なハグレー公園の緑が広がります。園内の一角には植物園もあり、9月に満開のが目を楽しませてくれます。

ハグレー公園の中クライストチャーチ植物園の桜 カンタベリー州庁舎の前をエイボン川が流れる

再び都心に戻り、4Nz$払って大聖堂の展望台に登ります。ここからは市内が一望に見渡せます。大聖堂前広場の逆円錐形の銀色のモニュメントは、カンタベリー州150周年記念の聖杯だそうです。

それにしても大聖堂の展望台、料金を取るなら鳥の糞の掃除ぐらいはしてほしいものです。

クライストチャーチの大聖堂展望台から大聖堂前広場の眺め 左上の山はカシミア・ヒル

大聖堂前広場から空港バスに乗って、クライストチャーチ空港の国内線に向かいます。ニュージーランド航空の国内線は、日本からネットで早割を押さえてありました。クレジットカードだけで自動チェックインです。

オークランドからウエリントン経由でクライストチャーチまで、列車とフェリーを乗り継ぎ2日と232Nz$かけて来た道を、わずか1時間20分で1/3以下の68Nz$で戻ります。この早割料金、すごく安いのですが変更不可、キャンセルしても払い戻しなしの厳しい条件付きです。

 


オークランド地域鉄道

オークランド市内の交通機関の主力はバスですが、ブリマート駅を起点にオークランド近郊区間、地域鉄道の東線(イースタンライン)、南線(サザンライン)、西線(ウエスタンライン)が運行されており、駅に簡単な時刻表がおいてありますが、ネットから時刻を確認することもできます。平日ダイヤと土曜祝日ダイヤに分かれていて、日曜ダイヤがありません。日曜日は運休で、オークランド地域鉄道の列車は走りません。

ホテルの近くのバス停から、無料でオークランド市内を循環する赤い車体の電気バス、シティーサーキットでブリマート駅に向かいます。

無料の電気バス シティーサーキット ブリマート駅のイースタンライン・サザンライン・ウエスタンライン

近郊線といっても電化されておらず、車両はステンレス車体のディーゼルカー、または一端にディーゼル機関車が付き他端の客車には運転台を有する編成、あるいは客車を両端の機関車でサンドイッチにするプッシュプルタイプの客車列車です。ディーゼルカーのエンジン音から、回転数が常に一定のようで、エンジンで発電機を駆動してモーターで走る電気式と見受けました。

ブリマート駅を発車した列車がすぐに地上にでたところに、廃止された旧オークランド駅のホームが残っています。ここでイースタンラインが分岐しますが、途中駅ウエストフィールドでサザンラインと再び合流して南に向かい、パパクラまで(サザンラインのごく一部の列車は、その先のプケコヘまで)行きます。

ちなみに、ウエリントン行きのオーバーランダー号は、イースタンラインの路線を走行します。

客車の一端には運転台があり機関車でプッシュプル オークランド近郊鉄道ディーゼルカーの車内

旧オークランド駅でイースタンラインと分かれたサザンラインとウエスタンラインは、2つ目のニューマーケット駅の手前でウエスタンラインが分岐するのですが、ウエスタンラインの列車は一旦サザンライのニューマーケット駅停車した後、スイッチバックして西に向かいます。

ウエスタンラインのディーゼルカー 広い庭のあるオークランド郊外の住宅

オークランドの西の郊外に交通科学博物館と動物園があり、都心との間にはバス路がありますが、オークランド地域鉄道の地図を見ると、ウエスタンラインの駅から歩ける程度の距離のようです。

駅から起伏のある郊外の住宅地を20分余り、一山越えて交通科学博物館にたどり着きます。

 


交通科学博物館(モータット)

交通科学博物館は、ニュージーランドの蒸気機関車やディーゼル機関車、路面電車、自動車から飛行機、農業機械まで広く展示しており、なかなか見応えがあります。

蒸気機関車とディーゼル機関車 オーバーランダー号牽引機とよく似たタンク機関車

屋内展示場に並んだ、ピカピカに磨き上げられたクラシックカーは、展示台数も多く充実しており、見ていて楽しくなります。

蒸気自動車(農業機械?)とトラム クラシックカーの展示も充実

20世紀の初頭にニュージーランドの各都市に開通した路面電車は、モータリゼーションで日本より一足早く、1950年代には次々と廃止になり、1964年の首都ウエリントンを最後に姿を消しました。ここには、オークランドやウエリントン、ダニーデンの他、オーストラリアメルボルンのトラム等、多くの古典トラムが屋内に展示されています。

中央部がオープンになっているウエリントンの135号 オークランドの11号は英国製

屋外には、ボロボロになった貨物路面電車もありました。もとウエリントンの301号ですが、その後きれいに修復されて、現在は稼働できる状態になっているようです。

ウエリントンの貨物トラム301号 リチャード・ピアスの飛行機

飛行機では、ライト兄弟より早く動力飛行に成功したといわれるニュージーランド人飛行家、リチャード・ピアスの自作の飛行機、ティマルも展示されています。

 


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