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エジンバラから一路南へ、湖水地方に向かいます。途中で立ち寄ったグレンタグリーンで、バグパイプの音色を聞いて、スコットランドとお別れ、国境を越えてイングランドに入ります。
放牧されている白い羊の群れの向こうを、ロンドンに向かう赤いヴァージンレールの列車が通り過ぎます。
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羊の群れの向こうに赤いヴァージンレールの列車 |
美しい山と湖に囲まれ、豊かな自然の残る湖水地方は、ピーターラビットのお話しの舞台となったところです。ここには16の湖と500以上の池があるといわれていますが、南北に17km、東西が2kmの細長いウィンダミア湖は湖水地方で一番大きな湖。東側の湖畔にある街、ボウネス・オン・ウィンダミアまでは、ロンドンとグラスゴーを結ぶ幹線のオクスンホルムでローカル線に乗り継ぎます。
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スコットランドの民族衣装でバグパイプを奏でる | 湖水地方最大のウィンダミア湖 |
ボウネスからウィンダミア湖の北端の街、アンプルサイドに向かいます。イギリスでは、大都市ばかりではなく田舎へ行っても二階建てのバスに出会えますが、ここには二階の屋根を取り払ったオープントップのバスが走っています。
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アンプルサイドの街並みとオープントップの二階建てバス | 橋の上に建ったブリッジハウス |
アンプルサイドの中心街は、湖畔から徒歩で10分ほど離れたところにあります。ここの名物は、小川に架かる小さな石橋の上に建つブリッジハウス。17世紀に建てられた二階屋で、不動産税を逃れるために川の上に建てたという伝説があるそうですが、真偽の程は。今でも、ナショナルトラストのインフォメーションセンターとして、立派に役立っています。
アンプルサイドからさらに北へ、田舎道をバスでグラスミアを目指します。街はずれに、グラスミアを愛した詩人、ワーズワースが29歳の1799年から8年間の最も充実したときをすごした家、ダヴ・コテージがあります。その隣にはワーズワース博物館も。
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ワーズワースが住んだダヴ・コテージ | ワーズワース一家の眠る墓地 |
ダヴ・コテージから徒歩10程でグラスミアの街の中心へ、ロサイ川のほとりに建つセント・オズワルド教会の墓地に、ワーズワース一家が眠っています。夏は大勢の観光客で、騒がしいと思っていることでしょう。
墓地の門のぞばに、生姜入りのパン、ジンジャーブレッドを売る小さな店があります。ここではちょっと有名だとか。ロサイ川に沿って歩いていくと、川はやがてグラスミア湖にそそぎます。
再びアンプルサイドから、今度はウィンダミア湖の西側へ。漆喰の白壁の家が並ぶホークスヘッドは、ワーズワースが学んだグラマースクールと、ピーターラビットの作者ビクトリクス・ポターのギャラリーがある小さな街。ビクトリクス・ポター・ギャラリーは、弁護士だったポターの夫、ウイリアムの事務所だった建物だそうで、ナショナルトラストが管理しています。
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ビクトリクス・ポター・ギャラリー | おみやげ屋さんの看板には日本語も |
ホークスヘッドの街中には、ピーターラビットの絵本に出てくる風景が、今でもそのままのかたちで保存されています。ここを訪れる日本人も多いのでしょう、お土産屋さんの看板はもちろんピーターラビットですが、日本語も書かれています。
ホークスヘッドから少し先のエスウェイト湖近くの小さな村、ニア・ソーリーはピーターラビットの生まれ故郷。目にはいるのは、古い家と草をはむ羊だけですが、世界中から毎日、大勢の観光客が訪れる場所です。
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ピーターラビットのお話しが生まれたヒル・トップ | 羊が草をはむヒル・トップ農場 |
ビクトリクス・ポターが39歳のときに購入して暮らしたヒル・トップがあり、ナショナルトラストによってその家が公開されています。室内や家の周辺、そしてニア・ソーリー村には、ピーターラビットの絵本の挿絵そのものの場面が 数多く残されています。
湖水地方から一路南東へ、ハワースを目指します。名作、“嵐が丘”の生まれた村、ハワースはブロンテ姉妹によって英文学の聖地となった小さな村です。村の周囲には、ムーア(荒野)お呼ばれる丘が広がり、風の強い場所でも育つヒースの潅木が群生しています。
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ブロンテの家だったブロンテ博物館 | ハワース・パリッシュ教会 |
村の中心は、坂道になったメインストリートだけ。急な坂道を登ると、ブロンテ姉妹の住んでいた家がブロンテ博物館となって、姉妹の遺品や原稿などが展示されています。隣にある教会は、ブロンテ姉妹の父、パトリックが牧師をしていたハワース・パリッシュ教会です。
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ハワースのメインストリート | 車窓の嵐が丘 |