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エジンバラ城

駅の南側、旧市街の最大の見所はエジンバラ城です。エジンバラの語源は、斜面に建つ城塞だとか。7世紀にはすでに、今のエジンバラ城の場所、切り立った岩山の上に要塞があったそうです。

城の入り口にはスコットランドの民族衣装、タータンチェックのキルトをはいた衛兵が立っています。8月の末とはいえ、曇り空のエジンバラの最高気温は15℃、かなり寒いです。

エジンバラ城の入り口 キルト姿のエジンバラ城の衛兵

エジンバラ城は11世紀以後、歴代スコットランド王の居城となり スコットランドの歴史を伝えています。スコットランドが他国と抗争を繰り返した歴史の舞台となり、幾度もの戦乱による破壊と再生、増改築を繰り返してきました。現在城内に残る最も古い建物は、12世紀初めに建てられた小さなセント・マーガレット礼拝堂です。 

小さな教会は城内最古の建物 セント・マーガレット礼拝堂 セント・マーガレット礼拝堂の中

城の奥、クラウンスクエア付近には、スコットランド戦没者記念堂、グレートホール、王宮などがあります。王宮の内部には16世紀、稀代の美貌を持ち、多くの権力者を虜にしたスコットランド女王メアリー・スチュアートが、スコットランド王ジェームスVI世となる王子を出産したメアリー女王の部屋があります。この王子は、スコットランドとイングランド統一の初めての王、イングランド王ジェームスI世となります。

     
エジンバラ城内の王宮       エジンバラ城の大砲

エジンバラ城では、19世紀の半ば過ぎからもう150年近くにわたって、日曜日以外の毎日大砲の音が響き渡ります。ワン・オクロック砲(One O'clock Gun)といって、正午ではなく午後1時に空砲が撃ち鳴らされます。城内のアーガイル砲台には、新市街に向かっていくつもの大砲が並んでいますが、使われるのはその先にある新しい大砲だそうです。

 

エジンバラ城から望む新市街

エジンバラ城からの眺めは絶景です。眼下に緑濃いプリンスィズ・ストリート・ガーデンズが広がり、その向こうに碁盤の目のように整然と建ち並ぶ新市街、遙か向こうに は北海が広がります。

アーガイル砲台から見た公園と新市街 右は野外劇場 新市街の向こうに北海が広がる

プリンスィズ・ストリート・ガーデンズの真ん中を通る線路の上を、スコットレイルのディーゼルカーが駆け抜けます。国立スコットランド美術館の下のトンネルをくぐり抜け ると、ウェイヴァリー駅に到着します。

トンネルに入るスコットレイルの列車 左下にスコットモニュメント 右上はカールトン・ヒル

ウェイヴァリー駅の左手、新市街側には偉大な詩人、サー・ウォルター・スコットを記念して立てられた、黒いスコットモニュメントがそびえ、駅の向こうの小高い丘カールトン・ヒルには様々なモニュメントが建ち並んでいます。 列柱の並ぶナショナルモニュメントは、アテネのパルテノン神殿を模して建てようとしたが、予算不足で途中で放棄されたものだとか。

 


ホリルドールハウス宮殿

エジンバラ城から鉄道と並行に、旧市街を東に向かう石畳の道がロイヤルマイルです。 数々の中世の雰囲気あふれる小路にはキルトやアンティークの店、レストラン、パブがひしめいています。聖ジャイルズ大聖堂をはじめとする歴史的建築物の間を抜けて、城から1マイル(約1.6km)先には、ホリルードハウス宮殿があります。

ホリルードハウス宮殿 右端は王家の紋章 ホリルードハウス宮殿の中庭

スコットランド女王メアリー・スチュアートにまつわるエピソードが多く語り継がれているホリルードハウス宮殿 は、今でも英国王室の宮殿として、毎年夏、エリザベス女王がエディンバラ滞在の際に居住するそうです。

     
ロイヤル・バンク・オブ・エジンバラ       エジンバラ大学

エジンバラでは、ユネスコの世界遺産に登録されている街で、名だたる城や宮殿のみならず、銀行や大学をはじめとする一般の建物にも、それぞれに風格がある街並みを形成しています。

 


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