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カウナスバスターミナルとカウナス駅
畑や牧草地が続くバスの車窓に、無機質な高層住宅が見えてきて、リトアニア第二の都市、カウナスに到着します。
ネムナス川とネリス川の合流地点にカウナス旧市街はあります。その東に新市街が開け、カウナスバスターミナルは新市街の外れです。
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カウナスの街が見えてきた | カウナスバスターミナル |
バスターミナルには、ユーロラインの長距離バスが出入りします。ここは、ツーリストインフォメーションを併設しています。
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ユーロラインの長距離バス | カウナス駅前のトロリーバス |
首都ビリニュスと同様に、カウナスにもトラムはありません。市内の交通はトロリーバスが担っています。そのトロリーバスで、市街地と反対方向に少し行くと、リトアニア鉄道のカウナス駅があります。
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カウナス駅舎 | 駅舎内に絵画の展示 |
ビリニュスとカウナスを結ぶ列車が1日に数本運行され、リトアニア鉄道のメインルートとなっているようですが、現在はカウナス駅とその隣のカウナス1駅間にあるトンネルが工事中のため、ビリニュスからの列車はカウナス1駅止まりで、カウナス駅まではやってきません。
そんなこともあってか、夕刻に駅に行ってみましたが、立派な駅舎は閑散としているどころか、誰も人がいません。
側線には工事列車を留置 貨物列車を入れ替え中 ホームに出てみると、工事用の列車でしょうか、クレーン車などの特殊車両が留置されている横で、ディーゼル機関車が貨物列車の入れ替えをしているだけでした。
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セミセンターキャブのディーゼル機関車 | ビ 貨物列車の先頭に立つディーゼル機関車 |
ホームの一角には、線路の状態を計測をする車両でしょうか、特殊な客車が1両停車しています。跨線橋に上がって遠くを見ると、機関区に緑に黄色の帯の共産圏色をまとった、たくさんのディーゼル機関車が休んでいます。
線路計測車でしょうか カウナス機関区のディーゼル機関車
カウナス新市街
駅前からトロリーバスで新市街に向かいます。新市街の中心は、旧市街からまっすぐ東に延びるライスヴェス通り。歩行者天国になっているため、トロリーバスはこの通りを避けて1本北の通りと南の通りを東行きと西行きに分かれて一方通行で運行しています。
カウナス新市街を走るトロリーバス 新市街の聖ミカエル教会
ライスヴェス通りの東、独立広場の中心に立つのが、丸いドームの聖ミカエル教会。広場に面したジリンスカス美術館の壁に掛かった幕に日本語を見つけました。
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独立冷え叔母に面したジリンスカス美術館 | 美術館の壁に日本語 |
旧日本領事館
第二次世界大戦中の1940年に、当時は独立国であったリトアニアに領事代理として首都であったカウナスに赴任していた杉原千畝氏は、迫害を避けてナチスドイツの占領下にあったポーランド等から逃れてきたユダヤ人に対して、ナチスドイツの同盟国であった日本本国外務省の意向に反して、日本の通過ビザを発行しました。ソ連によるリトアニア併合により、領事館の閉鎖と退去を求められ、カウナス駅から列車が発車するまでビザを書き続け、6千人の命を救った日本のシンドラーです。
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旧日本領事館の杉原記念館 命のビザ 新市街の東、丘の中腹にある住宅地の一角に、旧日本領事館が杉原記念館として残っています。日本国内には、杉原氏の生まれ故郷、岐阜県八百津町に杉原千畝記念館があり、八百津町が制作した杉原氏の生涯をまとめたビデオを、ここリトアニアの杉原記念館でも見ることができます。
領事の執務室 日本からの訪問者を記録した地図 杉原記念館には、領事の執務室が当時のまま残り、壁に掛かった日本地図には、職員に申し出ると、ここを訪れる日本人の国内の住所や出身地に、小さな日の丸をピンで留めてもらえます。