旅の車窓から アメリカ西海岸 |
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アメリカ西海岸へ
1998年の夏休みにパッケージツアーを使って、アメリカ西海岸に家族旅行に行きました。
コースは、成田−サンノゼ−オークハイト(ヨセミテ国立公園)[泊]−サンフランシスコ[泊]−ラスベガス−グランドキャニオン[泊]−ラスベガス[泊]−ロサンゼルス[2泊]−機中[泊]−成田の7泊8日です。
この間の移動は、サンノゼ−オークハイト−サンフランシスコ間が観光バスの他は飛行機で、鉄道にはあまり縁がないコースです。また、団体旅行で自由になる時間が少なかったのですが、サンフランシスコとロサンゼルスの街中で乗ったケーブルカーや市電、LRTをご紹介します。残念ながら、グランドキャニオンでは列車に出会う時間はありませんでした。また、ラスベガスのホテルのちょっと変わった乗り物を付け加えておきます。
4ページの末尾にそれぞれリンク先を設けました。詳しく知りたい方はご利用ください。
サンノゼからヨセミテ国立公園
夜の成田をたったアメリカン航空のMD11型機は、日付変更線を越えてその日の朝ほぼ定刻に、サンノゼ国際空港に着陸しました。
サンノゼはサンフランシスコのすぐ南に位置し、最先端電子産業が集まるシリコン・バレーの一角を占める都市です。さぞかし立派な空港かと思いきや、ボーディングブリッジはなく、タラップで地面に降りて簡素な建屋で入国審査を受けます。当時、この空港の国際線は成田−サンノゼの1日1便のみで、入国審査後にバスで遠く離れた国内線ビルまで運ばれ、ここで荷物を受け取りました。
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サンノゼ国際空港のアメリカン航空MD11 | 風の通り道の峠には無数の風力発電の風車が |
サンノゼから東へ、バスでヨセミテ国立公園に向かいます。途中の峠には、無数の風力発電の風車が回っており、アメリカの雄大さを感じさせる一こまです。
ヨセミテ国立公園はカリフォルニア州中東部、シエラ・ネバダ山脈にある国立公園で、面積は東京都の1.5倍。4000m級の山々、深い渓谷、雄大な滝、巨木セコイアの森、豊富な野生動物など大自然をあますところなく満喫できる公園として知られています。
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左にエルキャピタン、右にハーフドーム、 その下にブライダルベール滝 |
ハーフドームの左は 氷河で削り取られた様子がよくわかる |
なかでもマーセッド川上流にある長さ11km、幅1.6kmのヨセミテ渓谷とよばれるU字谷は、この公園のシンボルとなっています。花崗岩からなる谷壁エル・キャピタンは壮観で、1200mの高さで切りたっています。
谷壁には多くの滝がかかり、ヨセミテ滝は上段の滝の落差436m、下段の滝の落差98m、両滝間の落差が206mという巨大な流れをみせています。ほかに491mも垂直に落下するリボン滝、ウェディング・ベールのように下のほうが霧になってちる純白のブライダルベール滝、虹のかかることで知られるバーナル滝などがあります。
また、丸いドームの半分を氷河で削られた岩山、ハーフドームも公園のシンボルの一つです。