続いて電気機関車をご紹介します。
無骨な木造の箱形車体、B型の軸配置、パンタグラフをみると三相交流だとわかります。1907年のスイス製。
▲ 三相交流の電気機関車No.3号
日本の国鉄の輸入電気機関車にもよく似た電気機関車がいましたが、こちらは一回り大きな3軸ボギー台車のF型です。1923年のアメリカ製。
▲ F型の6005号
凸型車体のF型電気機関車6101号は、1924年のアメリカ製。
▲ 6101号
大きな先台車を持つ凸型車体のF型電気機関車7301号は、1931年の英国とスペインの合作。
▲ 7301号
上の7301号と側面の窓配置以外はそっくりの7507号は、1944年のスイスとスペインの合作。
▲ 7507号
丸みのある箱形車体のF型電気機関車7420号も、1944年のスイスとスペインの合作。上の凸型機と同じ年とは思えないスマートなデザインです。
▲ 7420号
日本の国鉄型電気機関車に通じる近代的なデザインの10002号(280-002-7)は1963年のフランス製。日本の国鉄がアルストームのデザインを真似たのでしょうか。
▲ 10002号
続いて、ディーゼル機関車です。
タルゴのディーゼル機関車とよく似た片運転台のF型機、1615号は1955年のアメリカ製。
▲ 1615号
丸みのある大きな車体のD型機4020号(340-020-3)は、1966年のドイツとスペインの合作。
▲ 4020号
入れ換え用でしょうか、ロッド式のD型でセミセンターキャブの10601号(306-001-9)は、1968年の英国製。
▲ 10601号
B型のロッド式入れ換え機10106号は、1960-1963年のスペイン製。
▲ 10106号
B型のロッド式入れ換え機10201号は、1935年のスペイン製。
▲ 10201号
次は、ディーゼルカーをご紹介します。
流線型のディーゼルカー9522号(595-022-5)は、1953年のイタリアのフィアット製。両運転台式ですが、他端は貫通式で半流線型 で、前後で顔が異なります。 車内は転換式のクロスシート。
▲ 9522号
半流線型のディーゼルカー9404号(590-404-0)は、1935年のスペイン製。こちらも両運転台式ですが、一端は貫通式、他端は非貫通式。
▲ 9404号
正面2枚窓のレールバスのような2軸のディーゼルカーは、業務用の車両のようです。ホイールベースがずいぶん長いですね。
▲ 2軸のディーゼルカー