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釜山の地下鉄

博多からフェリーに乗って初めて釜山に来た12年前には、釜山の地下鉄は南北に走る1号線だけでしたが、その後2号線が開通し、最近になって3号線もできたようです。

地下鉄1号線とその車内

ソウルへ出発する時間が予定より早まり、釜山滞在が半日になってしまったので、ホテルのプロントに荷物を預かってもらい、とりあえず地下鉄巡りに出かけます。

釜山の地下鉄路線図は、こちらをご覧ください

地下鉄3号線はホームドア 小ぶりな地下鉄3号線の車内

釜山駅から釜山の繁華街である2号線と交差する西面までの切符で、西面を通り過ぎ、蓮山洞で3号線、水営で2号線に乗り換え、ぐるっと回って西面まで戻ることにしました。

新しい3号線は小振りな車両で編成も短く、ホームドアが邪魔をして車両の外観写真が撮れません。空港近くの西の郊外には地上区間もあるようですが、時間がないので今回はパス。

地下鉄2号線とその車内

西面の近くに釜山の台所、釜田市場があります。見学に出かけたのですが、うっかりしていました、今日は日曜日で休場。東京の築地市場とその場外と同じような雰囲気です。

 


釜田駅

釜田市場の近くに、国鉄釜田駅があります。始発駅釜山の次、ソウルと釜山を結ぶ京釜線から慶州方面や麗州方面が分岐する駅ですが、KTX開業後はソウル方面以外の大半の列車は釜田駅が始発となったとか。

入れ換え中の列車 入れ換え用のディーゼル機関車

小型のディーゼル機関車が、ムグンファ号用客車の入れ替え作業をしていました。

 


龍頭山公園

再び地下鉄1号線に乗り、前日に引き続き南浦洞までやってきました。釜山港を見下ろす小高い丘の龍頭山公園には、光復路からエスカレーターで登ることができます。

龍頭山公園に登るエスカレーター 花時計と釜山タワー

公園に着くと、花時計の後ろに釜山タワーがそびえ、韓国の英雄、豊臣秀吉から釜山を守った李舜臣将軍の銅像が日本海をにらんでいます。釜山港の入口にある影島の向こうに、長い橋がかかっています。

釜山港の入り口に架かる橋 キムチとタクアンが付いてくるチャンポンラーメンの昼食

南浦洞には冷麺で有名な店があったはずですが見つからず、お昼には適当に入ったお店でチャンポンラーメンを注文ました。300ウオン(210円)で安いんだけど、チャンポンとはちょっと違うんじゃない! ちなみに、麺はやっぱりインスタントでした。

 


KTXでソウルへ

地下鉄1号線で釜山駅まで戻り、ホテルに預かってもらっていた荷物をピックアップして駅の構内に入ります。切符売り場には長い行列ができています。今朝切符を買っておいて良かった。

釜山駅の切符売り場 券売機もあります

発車の15分前になると改札が始まります。自動改札機が設置されているのですが、切符が対応していないのか扉は開いたまま。皆さんフリーパスです。ホームには、両端の機関車を別にして、1号車から18号車まである長い編成のKTXが停車しています。でも、1両が短いので日本の新幹線の16両編成の方が収容力は大きいでしょう。

ソウル行きのKTX 各ホームにKTXが並び次々と発車していく

KTXはその顔からすぐわかるように、フランスTGVの技術導入です。2〜5号車が特室車(日本のグリーン車)、その他が一般車(普通車)のようです。特室車は通路をはさんで1人がけと2人がけのシートが並び、全席進行方向を向いているので回転できるようです。

KTX一般車の車内 特室車は2+1のシート

一般車の座席は車両の中央に向けて固定されており、回転できません。半分は後ろ向きになります。また、座席の横幅はまずまずですが、前後間隔は狭く、リクライニングの角度もわずか。日本の0系や200系新幹線にあった、3人がけの向きが回転できなかった当時のシートと同等の、グレードの低い座席です。セマウル号に比べると、ずいぶん見劣りします。

指定された席は、扉の横の通路側、しかも後ろ向きで評判が悪いためでしょう、切符に表示される運賃は5%引きになっています。でも、もう少し奮発して特室車にすべきでした。

乗務員が入り口に立つ ホームの売店でワッフルを購入

ホームの売店で、おやつに1000ウオンの焼きたてワッフルを買って乗車します。ソウルまで408.5Kmを最高速度300km、2時間50分ほどかかるのは、始発の釜山から途中の東大邱まで在来線をのんびりと走るため。2010年に予定されている慶州経由で東大邱−釜山の新線開通後は、1時間50分に短縮されるそうです。

 


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