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インターラーケンから首都ベルンへ

ルツェルンとインターラーケンは、線路幅が1mのスイス国鉄唯一の狭軌線、ブリューニク線でむすばれています。途中のブリューニク峠越えには急勾配のラックレール区間もあり、マイリンゲン駅では進行方向が逆になり、74kmに2時間ほどを要します。私鉄の氷河急行と同じタイプの機関車や客車が使われています。

終着近く、左側の車窓に見えていたブリエンツ湖が終わると、インターラーケンオスト(東)です。ここでは、ユングフラウヨッホ方面に向かうベルナーオーバーラント鉄道と、首都ベルン方面に向かうレッチュベルク鉄道に接続しています。レッチュベルク鉄道は、標準軌のためブリューニク線との間では直通運転はできません。

ルツェルン発インターラーケンオスト行きの国鉄ブリューニク線 インターラーケンベスト駅のレッチュベルク鉄道の電車

ベルン方面から国鉄のインターシティーや、ドイツのICEまでもがレッチュベルク鉄道に乗り入れて、インターラーケンオストまでやって 来るので、素人目には国鉄線のようにも見えます。でも、スイス国鉄の車両は、広告塗装を除けばみんな赤い顔をしていますが、レッチュベルク鉄道のローカル電車は青い顔で 、見分けがつきます。

インターラーケンオストの次はインターラーケンベスト(西)駅です。街はずれの東駅に対して、西駅は繁華街に近い位置にあります。先頭車に運転台の付いた二階建ての客車を、最後尾の赤いRe460型電気機関車が押して入線してきました。スイス国鉄の車両で編成された、インターラーケンオスト始発のベルン経由チューリッヒ行きインターシティーでベルンに向かいます。

客車は1階の部分にドアがあり低いホームから乗りやすく、2階にあがると貫通路があって、階段なしで隣の車両と行き来ができます。ボックスシートは2等車でも十分な広さがあり、快適な乗り心地です。

インターラーケンベスト駅のベルン経由チューリッヒ行きIC 部分低床車を導入したベルンのSバーン

インターラーケンベストを発車すると、今度は右側の車窓にトゥーン湖が広がります。インターラーケンとは、ドイツ語で湖の間という意味です。シュピーツで南へブリークからイタリア方面に向かう線と、西へパノラマ急行に接続するツワイシンメンに向かう線が分岐します。レッチュベルク鉄道は、国際列車も通るスイスの幹線の一部を形成しています。

Re460型電気機関車が二階建て客車を牽くIC ベルン駅に停車中の国電Sバーン

インターラーケンから60km、50分ほどで首都ベルンに到着です。ベルン駅は規模の大きな通り抜け式の駅ですが、半地下のような構造で薄暗く、列車の写真撮影には向きません。赤い国鉄車両とともに、青いレッチュベルク鉄道の車両も出入りしています。近郊電車Sバーンの一部には、路面電車のように編成の前後の動力台車部分を除いて低床とした、部分低床車も導入されています。

 


ベルン市電

ベルンはスイスの首都といっても人口が13万人の小さな街です。駅の正面には市電の乗り場があり、3車体連接車や2車体連接車が1両のトレーラーを牽引する編成が、次々にやってきます。新しい部分低床車もあります 。市電は終点がループ線になっているため、全て片運転台でドアは右側だけです。

ベルン駅前の市電ターミナル ベルン市電の3車体連接車

ベルンの旧市街は、大きく蛇行するアーレ川が刻んだ深い谷の台地の上にあります。旧市街の北側と南側の2個所に大きなアーチ橋がかかり、市電がアーレ川を渡っていきます。

旧市街の北側でアーレ川にかかるアーチ橋を市電が渡る

 


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