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チューリッヒ中央駅は拡張を重ねてきたようで、一番端の18番線ホームは、そのまま駅の外の道路の歩道と一体化してしまっていて、通りから直接列車に乗車できます。

スイス国鉄が誇る200km/h以上で走れるRe460型電気機関車が列車を牽いて入線してきます。広告塗装の機関車もあり、ドイツの鉄道模型、メルクリンの機関車の動輪が描かれています。側面に窓がないため広告塗装に適しているのかもしれません。

スイスの誇るRe460型電気機関車と並んだドイツのICE 18番線に到着したメルクリンの広告塗装の電気機関車

ドイツからICE、フランスからTGV、イタリアから振り子式のチサルピーノなど、周辺国の看板列車もチューリッヒ中央駅まで乗り入れてきます。

 


ルツェルン中央駅

ルツェルンはスイス中部にある中世の面影をとどめる美しい街。チューリッヒから南西へ67kmで、所要時間は50分ほどです。

ルツェルン中央駅は、チューリッヒ中央駅に比べれば規模は小さいものの、行き止まり式の駅で、駅の前にはフィーアヴァルトシュテッテ湖(4つの森の州湖)の湖面が広がります。

インターシティーの新しい二階建客車 一端に機械室を持つ半分電気機関車のような電車

機関車に押されて入線してきたインターシティーは、新しい全車二階建てで客車の一端に運転室があるプッシュプル式の列車。スイスでよく見かける正面2枚窓の近郊型電車は、一端に機械室を持つ半分電気機関車のようなMTT編成です。

湖に近い側のホームには、線路幅が1mのインターラーケンに向かうスイス国鉄唯一の狭軌線、ブリューニク線が入っています。途中のヘルギースビルから分かれてエンゲルベルクに至る、私鉄のルツェルン・スタンス・エンゲルベルク鉄道(LSE)の列車も、国鉄の狭軌線を使ってがルツェルンまで乗り入れてきます。

狭軌の国鉄線にルツェルンまで乗り入れてくるLSE鉄道 ルツェルン駅前のフィーアヴァルトシュテッテ湖を外輪船が行く

ここでは船も重要な交通機関です。駅前の桟橋からはフィーアヴァルトシュテッテ湖の対岸の各地を結ぶ船が発着しています。

 


ルツェルンの見どころ

駅前には、フィーアヴァルトシュテッテ湖からロイス川が流れ出る位置に、車も通れる新しい橋がかかっています。そのすぐ隣にある、川を斜めに横断する屋根付きの橋が、ルツェルンの見どころ、1333年に造られたヨーロッパで一番古い木造橋カペル橋です。

欄干の外側には花が咲き乱れ、屋根の梁にはルツェルンの守護聖人の絵が描かれています。1994年に火災にあい、すぐに修復されたそうですが、昔からの部分と新しく再建された部分とがよくわかります。川の途中にある八角形の建物は、かつては外敵に対する見張り台だったとか。

ルツェルン一の名所 ヨーロッパで一番古い木造のカペル橋 ネギ坊主のイエスズ教会 その左は市立劇場

橋のたもとには市立劇場があり、その隣は屋根にネギ坊主を乗せたイエスズ教会です。教会の下流には1408年に架けられた木造のシュプロイヤー橋があり、こちらは屋根の梁に疫病の絵が描かれた、中世の雰囲気そのものの陰気な橋です。

駅の対岸にある2本の尖塔を持つホーフ教会 岩肌に刻まれたライオン記念碑

駅の対岸には2つの美しい尖塔を持つホーフ教会がそびえ、しばらく行くと木立の中の小さな池の向こうの岩に掘られた、横たわるライオンの象があります。これは、フランス革命の際に民衆の蜂起の中、ルイ16世一家を守ろうとして全滅した800人近いスイスの傭兵を記念したものだそうです。

ルツェルンには、スイスのいろいろな交通機関を一堂に集めた交通博物館があります。残念ながら立ち寄る時間がなく、次の機会の楽しみにとっておくことになりました。

 


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