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第一埠頭行きのBRTは、廈門の中心街を走ります。高架橋は見晴らしが良く、快適です。下の一般道もバスが運行されていますが、早くて安いBRTの人気は高く、各駅では大勢の乗降があります。
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BRTの車内 | 終点の第一埠頭 |
やがて、乗客が少なくなって海が見えると終点の第一埠頭。ここは立派な駅舎の3階に下車用のホームと乗車用のホームが別れて設置され、その前は広い駐車場で多数のバスが並んでいます。
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高架上に多数のバスが並ぶ | 第一埠頭駅は立派な建物 |
第一埠頭駅の近くには、廈門周遊や台湾が実行支配する金門島の近くまで巡る観光船の乗り場があります。金門島を覗きに行きたかったのですが、時間的な余裕が無く、また次の機会としました。
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漁船でしょうか渡船でしょうか | 中山路歩行街 |
海岸沿いの通りを南へ歩くと、歩行者天国になっている中山路との交差点です。廈門の繁華街の建物は、店舗の前の1階部分を歩道にした、台湾と同じ造りになっています。
南西側の対岸には、水路を隔てて“海上の真珠”や“海上の花園”とも呼ばれている、コロンス島が横たわっています。海峡の幅は1kmもないでしょう。洋館をはじめとするコロンス島の建物から巨大な鄭成功の石像までよく見渡せ、その間を多くの船が行き交います。
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コロンス島へわたるフェリー乗り場 | つり革の付いたフェリーの船内 |
フェリーに乗ってコロンス島にわたることにしました。船が接岸すると大勢の観光客が我先にと乗船します。何とこの船、1階には座席が見あたらず、つり革がずらりと並んでいます。2階席に上がるには1元と書かれており、追加料金を払うと座れるのかもしれませんが、対岸まで乗船時間は数分のため、乗客にもまれながら吊革につかまっていきました。
ところで、定員はどうなっているのでしょうか。また、人数分の救命胴衣を用意しているのでしょうか、心配になります。そういえば、切符を買わずに乗ってしまった!?
コロンス島(鼓浪嶼)は、アヘン戦争での清朝の敗北後に、南京条約による開港後、共同租界地となりました。欧米列強や日本の領事館の他、教会や学校、病院などが建てられ、外国人や華僑が建てた洋館が立ち並ぶ姿は租界の面影を今に伝えています。島内を巡るのは、ゴルフ場のカートのような電気自動車以外は、二本の足だけです。
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廈門島から見たコロンス島のフェリー乗り場 | コロンス島のフェリー乗り場 |
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コロンス島の幼児園110周年? | コロンス島の洋館 |
鄭成功は、明朝末期に活躍した軍人であり政治家です。長崎平戸生まれで、母親が日本人といわれています。満州族の清により明朝が滅ぼされようとしているときに明を擁護し抵抗運動を続けたが敗れ、逃れた先の台湾で、ここを占拠していたポルトガルを追放したことから、国民的英雄として親しまれています。
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鄭成功の像と記念館 | 鄭成功記念館から見たコロンス島と対岸の廈門の街並み |
台湾の台南には鄭成功を祭る延平郡王祠がありますが、対岸の廈門でも、コロンス島の東端に鄭成功の巨大な像が建ち、島内に記念館が設けられ、その人気の程がうかがえます。
日光岩は、標高93mのコロンス島の最高峰、直径40mを越える巨石です。息を切らせて階段を上り、到達した頂上の展望台からの眺める景色は最高です。コロンス島の赤い屋根の洋館と、対岸の廈門島の高層ビルが対照的です。大陸本土まで見渡せますが、残念ながら台湾が実行支配する金門島は廈門島の陰に隠れて、日光岩からは見えません。
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日光岩と谷をわたるロープウエー | 日光岩の頂上 |
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日光岩の頂上から見たコロンス島と対岸の廈門 | 右に廈門島、左は中国本土 |
日光岩から降り、ロープウエーで谷をわたると、金網に囲まれた施設があります。ゴルフの打ちっ放し練習場ではなく、いろいろな鳥が飼育されている“百鳥園”です。服務員が餌の魚を与えはじめると、多くの鳥が集まってきますが、糞爆弾の直撃を受けないうちに早々に退散します。
日光岩と鄭成功記念館、ロープウエーや百鳥園を含む入場料は60元。BRTの運賃の120倍は観光地価格とはいえ、なかなかいい値段です。
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百鳥園でえさをやる服務員 | 旧日本領事館 |
フェリー乗り場に戻る途中に旧日本領事館があります。赤煉瓦の洋館で、その前に“日本帝国主義廈門領事館警察署地下監獄”の碑がありました。領事館の隣の警察署の地下は監獄だったようです。
廈門島に戻るフェリーの乗船時に運賃8元を支払いました。往復運賃を帰りに支払うシステムになっているようです。BRTの16倍の価格です。これも観光地価格ですね。