過去にはフランクフルトにもトロリーバスが走っていたようで、その車両が1台展示されています。4枚折戸の前・中扉車です。屋根上には、もちろんポールが2本。
▲ トロリーバス
丸い車体のディーゼルエンジン駆動のバスもあります。やはり、4枚折戸の前・中扉車です。製造時期はよくわかりませんが、トロリーバスも含めセンターピラーのある正面窓に1枚ものの大きな曲面ガラスを使用しているところに、ドイツの技術力を感じます。
▲ ディーゼルエンジンのバス
連結バスもあります。こちらのドアは2枚折戸。上のバスもそうですが、正面窓下にラジエターグリルがあります。でも、下の車内の写真を見ると、フロントエンジンではなくアンダーフロアエンジンのラジエターだけを正面に持ってきている構造と思われます。
▲ 連結バス
運転席の横に 立っているのは、運賃収受の際の釣り銭を出す機械でしょうか。現在のフランクフルトの交通機関は、事前に券売機等で乗車券を購入してから乗車するシステムですが、過去には運転士から乗車券が購入できたようです。
▲ 連結バスの運転台
工事用の特殊車両もあります。この緑のトラックは車体の前にウインチを、後ろにはクレーンを搭載しています。
▲ クレーン車
アンダーフロアエンジンのバス用なのか、ピストンが水平に動く横型のディーゼルエンジンや、クラッチからセルモータまで、色々なバスの部品が展示されています。
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▲ エンジンやクラッチ、セルモーターなど
この黒い装置は、レールを接続するテルミット溶接機で、左は一般のレール、右は溝付きレールに対応した機械です。
▲ レールのテルミット溶接機
壁には、オールドトラムが屋根上に掲げていた行き先表示板が並んでいます。平面の板は表と裏で行き先を使い分けており、断面が三角のものはそれぞれの面に行き先が書かれていて、いずれも回転して表示する構造です。
▲ トラムの行き先表示板
フランクフルトのトラムの路線で、観光用に旧型トラムを使用して運行されているリンゴ酒電車(アップルワイントラム)の模型もあります。車体と台車がちょっとアンバランス。
▲ リンゴ酒電車(アップルワインとラム)の模型
二階の奥には、ドイツの街並みの中を行くトラムを再現したレイアウトもあります。でも、残念ながらこの日は模型の電車はお休み中。
▲ トラムやバスの模型レイアウト
▲ フランクフルトの街並みを再現
実物が展示されているトラムは全て2軸の単車。その後に登場したトラムのボギー車や、地下鉄Uバーンの車両は、 別棟に保存されているようですが、この日は非公開。その代わりに、博物館の二階に模型が展示されています。
ドイツやオーストリア、スイスで一世を風靡したデュワグ車は、ボギー車とトレーラーの連結車に加えて、2車体連接車がボギーのトレーラーを牽引する編成や、3車体連接車など、塗色はその下のUバーンと同じ塗り分けや、最新の低床車と同じ 一色塗りになって、比較的最近までフランクフルトで活躍していた車両もあります。
▲ トラムと地下鉄の模型、地下鉄路線の制御板
赤とクリームの旧塗色のUバーンの多くは、塗色を変えて今も現役です。現在のフランクフルトのトラムは、一番下の2車体連接車によく似た3車体連接の部分低床車が主力となっているので、この模型は試作車かもしれません。役目を終えたであろう、Uバーンの運行指令のパネルもありました。