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ストックホルムの地下鉄

ストックホルムの地下鉄は、スウェーデン鉄道の中央駅近くのCentralen(英語のcentralに相当するスエーデン語と思います)で交差する、赤・青・緑の地下鉄路線が放射状にのび、それぞれの末端区間ではさらに枝分かれしています。でも、東京や大阪のように必ずしも路線のシンボルカラーと同じ色の電車が走っているわけではなく、水色と緑の電車は見かけましたが赤はいないようです。また、両方の色が手をつないで走っている編成もあります。

ストックホルムの地下鉄 ヘッドライトがずいぶん低いところについている

地下鉄路線の全長は100kmを超えるそうで、都市の規模に対して長い路線網を有しています。私の訪れたときは結構古い車も走っていましたが、ネット上の公式サイトを見ると、最近では新車も導入されているようです。

ガムラスタンでは地上に出たレッドラインとグリーンラインで複々線 地下鉄の車内はクロスシート

地下鉄の路線図は、こちらをご覧ください

 


旧市街ガムラ・スタン

中央駅から地下鉄のグリーンラインまたはレッドラインで1駅、水路の下をくぐってガムラスタン島で地上に顔を出したところにガムラ・スタン駅があります。ここから複々線の地下鉄は、橋で水路を越えていきます。

メーラル湖とバルト海をむすぶ水路を渡る地下鉄 リッダーホルム教会(白いのはフロントガラスの雨粒)

駅から少し戻って、隣接する小さなリッダーホルム島に渡ると、リッダーホルム教会があります。13世紀に建てられ、17世紀からは王室の菩提寺となっているそうです。今の建物は、火災で焼失したあと19世紀半ばに再建されたものとか。

中央駅などがあるストックホルム新市街と、旧市街のガムラスタン島の間に浮かぶ小さな島に、国会議事堂があります。石造りの重厚な建造物です。

国会議事堂 ストックホルムの王宮

ガムラ・スタンはストックホルム発祥の地、狭い路地、落ち着いた雰囲気、美術ギャラリーや商店街、オープンエアを含む多くのレストランがあり、世界各地からの多くの観光客で賑わってます。

国会のある島に隣接する、ガムラ・スタンの北東の一角には王宮があります。日本の皇居のように堀で隔てられた広大な敷地ではなく、旧市街の一角に位置するビルにすぎません。18世紀半ばに建てられてから、歴代国王の居城として使われてきましたが、今の国王は郊外の宮殿に移られたとか。

貴族の館 街の中心大広場

リッダーホルム教会に近い、ガムラ・スタンの北西の一角には貴族の館があります。17世紀に建てられ、貴族階級による最初の議会が開かれたそうで、正面の像は戦利品の大砲を原料にした王の像だとか。

大広場の向こうにそびえる大聖堂 大広場に面して建つ証券取引所 観光客で賑わうガムラ・スタンのメインストリート

ガムラ・スタンの中心は大広場。名前ほど広くはありません。広場に面して建つ証券取引所の中には、ノーベル文学賞を選考するスウェーデン・アカデミーがあるそうです。

通りの向こうにそびえるのは、13世紀後半に建てられたストックホルム最古の教会である大聖堂。歴代国王の戴冠式や結婚式が行われたところだそうです。