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マウント・フェーバーからセントーサ島

マレー鉄道シンガポール駅の西にある標高100mあまりの小高い丘が、マウント・フェーバーです。近くにMRTの駅がないため、丘の上までタクシーで登りました。展望台から、北にはシンガポール市街地の、南には海に浮かぶ島々の景色が楽しめます。

マウント・フェーバーと
セントーサ島を結ぶロープウエー
ロープウエーのゴンドラから見た
マウント・フェーバー

シンガポール島の南側に浮かぶセントーサ島は、リゾートの島です。フェリーがあり、橋も架かってバスも通っていますが、お勧めはマウント・フェーバーからのロープウエーです。このロープウエーには、中間のワールド・トレード・センターのビルの中を通っており、ここに設けた途中駅から乗ることもできます。

蝋人形館 日本軍が英国軍に降伏の調印 セントーサ島のモノレール

セントーサ島内には、モノレールが周回しています。昆虫館の中は、色鮮やかの蝶が舞い、生きたサソリや毒蜘蛛タランチュラにも出会えます。蝋人形館のイメージ・オブ・シンガポールでは、第二次世界大戦中の日本軍によるシンガポール占領から、1945年の日本軍の降伏イギリス軍による解放まで、シンガポールの近代史を見ることができます。

政府が観光開発に力を入れており、その後セントーサ島には、マーライオンタワーや水族館をはじめ、続々と新しい施設ができているようです。

 

ジュロンバードパークと中国庭園

ジュロンバードパークは、シンガポール政府が観光の目玉として、世界中から600種の鳥を集めてつくったもので、広大な敷地に人口の滝や小川があり、8000羽が飼育されています。絶滅種の鳥の繁殖や保護にも積極的な活動をしているとか。オウムやタカ、などのバードショーやペンギンの餌付けも見られます。

ジュロンイーストのバスターミナル ジュロンバードパーク

ジュロンバードパークの最寄り駅はMRT東西線の西の終点、ブーン・レイ駅で、ここからバスに乗り継ぎますが、当時はジュロンイーストで下車して、そこからバスを利用した記憶があります。帰りには、タクシーでMRTの最寄り駅まで戻っていますが、ブーン・レイ駅の一つ手前、レークサイド駅の写真を撮っているので、ここが終点だったのかもしれません。

W11の番号(今はEW26に変更)のついた
MRTレークサイド駅
レークサイド駅を発車するMRT東西線

レークサイド駅は、その名の通りジュロンレークに面した駅です。ここから次のチャイニーズガーデン駅までの間、都心方面に向かうMRTの車窓に、湖の向こうに中国庭園が広がります。北京の西の郊外に位置し、西太后の別荘であった頤和園をモデルにした裕華園です。

MRTの車窓に見るジュロンレークと中国庭園

 


旅のヒント

シンガポールを訪れてから、もう17年になります。ここにアップした写真や内容は古くて、これからシンガポールに行こうという方の参考にはならないと思います。最新情報は、下記のお役に立つリンク集のリンク先で確認してください。

シンガポールは、4泊5日、正味中3日の日程うち、1日目の半日市内観光を除けば、ガイドのつかない初めての海外旅行になりました。

東南アジアとしては治安がよいこと、MRTやバスなどの公共交通機関が発達していること、街中で英語の案内表示があり、また普通に英語が通じることなど、海外旅行初心者に適した訪問先です。また、規制が厳しいことによりますが、街がきれいで子供連れで楽しめる施設が多く、家族旅行にも適していると思います。

その反面、中国やタイ、インドなど他のアジアの都市に比べ、歴史的な建造物がなく、その面では魅力に欠けることは否めません。街がきれいすぎることも、東南アジアの雰囲気に浸れず、個人的にはもう一度訪れたい都市のランクで、かなり下の方の位置付けとなり、その後再訪していません。

でも、シンガポールは、この国に乗り入れるマレー鉄道の起点です。シンガポールから列車でバンコクを目指す起点として、またいつの日か、訪れる機会を設けたいと思っています。

1988年12月旅
2005年11月記

 


お役に立つリンク集

これからお出かけになる方や鉄道ファンの方に役立ちそうなリンクをそろえました

 


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