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続いて、ボギー車をご覧いただきましょう。2軸単車の車体をそのまま延長したような5025号は1935年製のようですが、更新でアルミサッシになっています。集電装置はトロリーポール。何故かドアがなく、デッキと客室の間に仕切があります。車内は4人がけと通路をはさんで2人がけのボックスシート。

オープンデッキにポール集電の5025号
5025号の運転台 右のレバーはハンドブレーキでしょうか
クロスシートの5025号の車内

同じような車体の5008号や5016号はドアが付き、集電装置はシングルアームのパンタグラフになっています。5001号は中央にもドアのある3扉車ですが、改造によるものかもしれません。日曜日にトラム博物館発で運行されるブリュッセル市内巡りのツアーには、これらの車両が使用されることが多いようです。

扉付きでシングルアームのパンタグラフになった5016号
5016号と同型の5008号 右は2軸単車9079号の後ろ姿
3扉になった5001号

5018号の窓には1949と書かれていて、現役の連接車7700型に通じる近代的なスタイルですが集電装置はトロリーポール。正面窓やドアにHゴムを使用していますが、1949年製とすると後から改造なのかもしれません。

ポール集電の5018号 片運転台のためポールは後部に1本だけ
5018号の後部はこんなスタイル

白っぽい塗色の10485号はトロリーポールが前後に付き、ドアも両サイドにある両運転台式。これと連結した付随車の19418号もやはり両側にドアがあり、珍しい引き戸になっています。 系統番号も異なり、この2両はブリュッセルのトラムではなく他都市(ベルギー沿岸軌道 Kusttram)?ではないかと思います。

ポール集電の10485号 両運転台で両サイドに扉がありポールも前後に
10485号と連結した付随車の19418号 やはり両サイドに扉がある

ボギーの3扉車7000型は、低床の連接車が大量に導入されるまで、ブリュッセルのトラムの主力として活躍してきたPCCカーです。ヘッドライトやテールライト、ウインカーの形状やユニットサッシ等、細部に違いが見られます。7500型は2車体3台車の連接車です。

7126号の前に置かれたロール紙は、台車のギヤ等の部分から落ちる油で床が汚れないように、レールの間に敷いているようです。ということは、紙が敷かれている上に停車中の車両は、動態保存ということでしょう。

シングルアームのパンタグラフになった7093号
広告塗装でしょうか 白い7126号
ヘッドライトが角形になったExpress塗色の7171号
7065号と角形ライトの7016号
7500号と7169号 同じデザインだが7500号は連接車
7000番台の後部はこんなデザイン
7500号の車内 赤いのはICカード読み取り機でしょうか

同じ連接車でも、ちょっと古い4032号は両端の2軸車が台車のない中間車を担ぐ構造です。ここまで、博物館のボギー車や連接車は全て片運転台でドアは片側のみですが、ブリュッセルの現役のトラムは両運転台で両側扉になっています。

4032号は2軸単車の間に車輪のない車体をはさんだ連接車

白と茶色の縞模様は事業用車両です。95号は雪かき車。札幌や函館のササラ電車とよく似た雪かき装置が付いています。台枠と一体化した2軸台車が珍しいですね。

雪かき車95号

261号や272号は、前面形状から2軸単車を改造したと思われる電動貨車。261号の片側には、高床車と連結するためか、高い位置にもフックとバッファを備えています。272号が牽いている無蓋貨車127号は、ボギー台車運搬専用車でしょうか。

電動貨車261号
電動貨車272号
電車の台車を積んだ無蓋車127号

2本の棒の先に、それぞれポールとパンタグラフが乗った小さな車両があります。中央に制御器と椅子が1脚だけ。屋根がないので、車庫内専用の車両移動機でしょうか。

棒の上にパンタとポールを乗せた牽引車

2軸単車の一端に櫓を組み、その上に作業台を乗せた269号は架線修理車でしょうか。集電装置としてポールを持っていますが、架線の故障で停電したら駆けつけられませんね。そんな時には、クラシックな自動車の架線修理車2号の出番でしょう。引き連れている30号は発電機でしょうか。

架線修理車269号
架線修理の自動車2号
2号が牽いている30号は発電機搭載車でしょうか

 


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