中国廈門の新交通システム?

中国福建省の廈門(アモイ)は、人口150万人の港湾都市。その中心になるのは、本土と橋でむすばれた直径約13kmの丸い形をした廈門島です。台湾の対岸に位置し、すぐ沖合には台湾が実行支配する金門島があります。鉄道は島の中まで乗り入れ、廈門駅が中国各地から到着する列車の終点となっています。

廈門駅前の大通りにのびる高架橋

2008年の年末に、中国国鉄の廈門駅の前に立つと、駅前大通りの中央に青い高架橋が延びています。その下はまだ工事中。どうやら、この高架橋はできあがったばかりのようです。

国鉄廈門駅の横には、新交通システムでしょうか、“BRT”の看板を掲げた駅舎にチケット売り場と自動改札機があり、エスカレーターと階段が高架橋の上のホームにつながっています。路線図を見て、試しに西の終点の廈門港フェリー埠頭まで買ってみました。改札機は自動化されているのに、チケットは窓口で駅員の手売りのみ。何ともアンバランスです。

駅はICチップのトークンを使う最新の自動改札機

廈門では、バスが1元(約13円)なので、新交通システムは2〜3元かなと思い、5元札を出したら丸いICチップ入りのトークンと、何と4.5元のお釣りが返ってきました。運賃は区間制のようですが、最低料金はバスの半額の5角(7円)です。安い! 

自動改札機にトークンをかざして通り、ホームに上がってみると、やってきたのは・・・・・・。

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