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ローレライ
やがて列車はライン川が大きく曲がる地点にさしかかります。対岸の岩山がローレライで、その上にドイツ国旗が立っています。ここが、船にとって航行の難所で事故も多かったことから、船頭がローレライにたたずむ岩の妖精に魅せられて船が川の渦の中に飲み込まれていくという伝説が生まれたのだとか。
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対岸の岩山がローレライ |
国際河川ラインは、川とはいえ客船の他にコンテナ船やばら積み船も航行し、主要な物資輸送路を担っています。町から川に向かって桟橋が突き出していて、ラインを通る船は左右の岸に乗客や物資を降ろしていきます。そういえば、この区間には橋が架かっていなかったような。
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ローレライからコブレンツに向かう車窓 |
コブレンツで乗り換え
ICはコブレンツに15分遅れで到着します。向かいのホームには、白い電車が停車しています。ドイツ鉄道DBのマークがなく塗色も異なるので、ローカル線の運行は別会社になっているのかもしれません。向こうからやってくるディーゼルカーも同様です。でも、いずれも新型車で、低いホームからの乗降が容易なように部分低床車となっています。
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ローカル線の電車 | ローカル線のディーゼルカー |
その他、駅構内の留置線にはDBの赤い電気機関車や近距離輸送用の客車、赤い貨車が留置されています。このICに接続するはずだったトリール行きの地域急行のREはもう発車しててしまったのでしょうか。
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留置中のDBのローカル編成 | 留置中の機関車や貨車 |
隣のホームに、DBの赤い電気機関車の牽引する二階建て客車の編成が入線しているので地下道をくぐって行ってみると、始発列車のトリール行きです。でも、ホームには空港駅でもらったプリントとは違う時刻が表示されています。機関士に尋ねると、この列車は各駅停車 のRBで、終着トリールには次のREより先に到着するとのこと。
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トリール行きローカル列車 | 二階建て客車の二階の車内 |
待ってても仕方がないので乗車することに。モーゼル川が見える側の、二階のボックス席を確保します。車内の老婦人が折りたたみ式の時刻表を持っていたので見せてもらい、この各駅停車が終点まで先着することを確認。この路線には各停と急行が1時間に1本ずつ運行されているようです。
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こちらは一等席 | コブレンツを発車するとすぐにモーゼル川を渡る |
定刻に発車すると、列車は大きく左にカーブして、南西に進路を取ります。しばらくすると、ライン川の支流、モーゼル川を鉄橋で渡ります。
モーゼル川に沿って
列車は、ここからモーゼル川に沿って走り、一駅ずつ丹念に停車していきます。川岸の町とその背後に広がるブドウ畑、山の上に建つ古城など、ライン川に比べると川幅は狭いのですが、二階席から眺めは格別です。
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町には教会が建ち山の中腹には古城 | モーゼル川に沿って遡っていく |
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モーゼル川対岸の町 | コンデジを窓の隙間から外に出して撮影 |
左の車窓から一旦は消えたモーゼル川が再び近づいてきて鉄橋を渡り、再び川に沿って走ります。今度は右側のボックス席に移動です。もう一度鉄橋を渡ると、モーゼル川は車窓から消え、次に出会うのは終着トリールの手前です。
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鉄橋を渡るとモーゼル川とお別れ | 何故かチザルピーノが追い抜いていった |
途中駅で停車中に、イタリアとスイスを結ぶチザルピーノの新車、振り子式のETR610が追い抜いていきました。何でこんなところを走っているのでしょう。
トリールに到着
川が消えると、畑と牧草地ののどかな車窓が続きます。やがて右側から線路が合流してトリールとよく似た名前の駅に到着します。着いたのかなと思ったのですが、他の乗客は誰も降りないので、終点はまだ先のようです。
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のどかな車窓 | トリールに到着 一番前のドアが開かない |
そこから2駅ほどで終点のトリールに到着です。1両目の一等室を通り抜けて前のドアから降りようとしたのですが、ボタンを押しても何故かドアが開きません。やむなく後ろのドアに移動です。ドイツ鉄道でもこんなこともあるのですね。隣の留置線には、先ほど追い抜いていったチザルピーノが停車しています。
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終着トリールに到着した普通列車がチザルピーノと並ぶ |
乗り換えるルクセンブルグ行きの列車は、地下道を通って遠くのホームです。この各駅停車が延着したようで、すぐに後を追っていた急行が入線します。